第462回:Card of the Week 今週の一枚(2024/11/01)

 皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。『秘められた伝説』で5回目の「今週の一枚」、いよいよ今回のシリーズでの最終回です。

 今回は新たなキーワードアビリティ『顕現』のおさらいを兼ねて、第1回でご紹介した【24-005L】クライヴ、【24-001L】イフリート [XVI]と同じく『FINAL FANTASY XVI』から顕現を持つキャラクターをお見せして締めたいと思います。【24-113R】バルナバスと、顕現先の【24-112L】オーディン [XVI]をご紹介します!

【24-113R】バルナバス&【24-112L】オーディン [XVI]

 まず顕現元となる【24-113R】バルナバスを見ていきましょう。コスト3、パワー8000、闇属性のフォワードで、【24-005L】クライヴと同じく【ジョブ(ドミナント)】というスペックになっています。アビリティは先制攻撃顕現「オーディン [XVI]」― 《2》、そしてバルナバスかあなたのコントロールするキャラクターが顕現するとフォワード1体のパワーを-8000するオートアビリティを持ちます。自身が【24-112L】オーディン [XVI]に顕現するだけでフォワード1体を倒せる、使い勝手のいいアビリティです。ほかのキャラクターが顕現しても発動するという点も見逃せません。【24-113R】バルナバスも【24-112L】オーディン [XVI]も闇属性なので属性を問わずデッキに入れられるため、ほかの顕現持ちのキャラクターと共存させやすそうです。


 続いて顕現先の【24-112L】オーディン [XVI]を見ていきましょう。こちらはコスト4、パワー10000の闇属性のフォワードで、ヘイスト先制攻撃の2つのキーワードアビリティとともに、バルナバスが自身に顕現したときに発動するオートアビリティと、スペシャルアビリティを1つずつ持ちます。オートアビリティは【24-112L】オーディン [XVI]がアタックしたときに自身をアクティブにするというアビリティと、オーディン[XVI]は1ターンに2回アタックできるというアビリティを付与するものです。このオートアビリティは顕現によってのみ発動しますが、その代わり永続的に【24-112L】オーディン [XVI]に付与されます。1ターンに2回アタックできる、先制攻撃を持つ大型フォワードは大きな脅威となることでしょう。さらにスペシャルアビリティの『斬鉄閃』でアタック回数を1回増やすことができますので、スペシャルアビリティを使用できる限り何度でもアタックできることになります。まさに猛攻といった感じですが、『FINAL FANTASY XVI』でバルナバスと戦ったことがある人にとっては納得のアビリティと言えるのではないでしょうか。ルールのおさらいとなりますが、顕現状態のフォワードは元のカードのカード名も持ちますので、【24-113R】バルナバスでも【24-112L】オーディン [XVI]でもスペシャルアビリティのコストとして使えます。1ターンに複数回の使用も決して珍しいことではないでしょう。

顕現のおさらい

 それでは最後にもう一度『顕現』の使い方を簡単に説明しておきましょう。

 顕現はコストを支払うと、そこに書いてあるカード名のカード、【24-113R】バルナバスなら【24-112L】オーディン [XVI]をデッキからサーチし、顕現を使用したキャラクターの上に重ねます。つまり【24-113R】バルナバスが【24-112L】オーディン [XVI]になるイメージです。これはあなたのメインフェイズ中かつ、スタックに何も乗っていないとき、つまり通常のキャラクターのキャストと同じタイミングで使用することができます。この効果はフィールドに出たことにはなりませんので、これによってフィールドに出たときのオートアビリティは発動しないことに注意してください。


 『顕現』についてはこちらの「キーワードアビリティおよび追加要素」のページでも詳しく説明しています。

 さて、今回の【24-113R】バルナバスと【24-112L】オーディン [XVI]、いかがだったでしょうか。新ギミック『顕現』を持つフォワードは【24-005L】クライヴと【24-113R】バルナバスだけではありませんので、そちらもぜひ楽しみにしていてください。

 それではまたおよそ4か月後、2025年最初のブースターパック『星の涙/Tears of the Planet』でお会いしましょう。



 景山太郎