第448回：『MASTERS 2024 2nd season 高松』『MASTERS 2024 2nd season 諏訪』トーナメントレポート

　7月20日、香川県高松市の「レクザムホール」にて『MASTERS 2024 2nd season 高松』が開催され、19名のプレイヤーによるL3構築でのスイスドロー6回戦＋決勝トーナメント2回戦で行なわれました。

　「秘められた希望」環境でのL3構築の公式トーナメントはこれでラスト。【20-013C】調理師、【20-020C】モンブラン、【20-003H】イフリートと、L3構築のカードプールとは思えないほど足回りが充実している「火単」を使える最後のチャンスということで、多くのプレイヤーが「火単」を持ち込んだようです。デッキ分布は以下のとおりでした。

8名：「火単」
4名：「氷雷FFVIII」「闇の戦士」
1名：「風単」「雷単」「水雷モンスター」


　ここ最近の大会で減少傾向にあった「火単」が数を戻したことにより、この環境で3強と呼ばれていたデッキが使用率で上から並ぶ、最後の大会にふさわしい分布となりました。「火単」のキャラクターが並ぶ前の【20-003H】イフリートでは対処できない【22-068R】プリッシュや、ダル能力を持ったフォワードが多い「氷雷FFVIII」に対しても安定してブロッカーとして運用できる【21-056R】風蛇将ナジュリスなど、採用カードの1枚1枚にもプレイヤーの皆さんの研究を感じます。 　

　決勝トーナメントには「火単」が2名、「氷雷FFVIII」と「闇の戦士」が1名ずつ進出し、使用率がそのまま反映されたような結果となりました。決勝戦はともに「火単」を倒して勝ち上がってきた「氷雷FFVIII」のらいとにぃさんと「闇の戦士」のLogさんの対決です。

　1ゲーム目、スイスドローの順位によって先攻を獲得したらいとにぃさんは、1ターン目から【21-122H】天蛇将ルガジーンに【20-040L】ルーファウスと展開し、手札を2枚奪いつつダメージを与えます。Logさんもバックアップを並べてなんとか【22-067L】ナハトをキャストするターンを作ろうとしますが、バックアップの凍結と手札破壊が繰り返されるなかでの9CPは重く、相手が動き出す前に殴り切ったらいとにぃさんが1ゲームを先取します。

　2ゲーム目、らいとにぃさんは後攻ながらも【21-081L】アーヴァインからダメージを刻み始めますが、今回は手札破壊が1ゲーム目ほど苛烈ではなかったためLogさんにも大型のフォワードをキャストするだけの手札があり、【20-069H】カオスからの【20-130L】ゼノスで盤面を取り返えすことに成功します。このままゲームはLogさんに傾いていくように思えましたが、らいとにぃさんはアタックを受けながらも手札を貯めこむと、【21-025R】キロスにデジョンを重ねてフォワードを2体ダル凍結した次のターンでさらに【21-023L】アルティミシアをキャスト。Logさんのブロッカーをすべて無力化してアタックを通し、アグロデッキならではの緩急をつけたみごとなプレイで優勝を勝ち取りました。おめでとうございます！

■優勝：らいとにぃ　　デッキ：氷雷FFVIII

■準優勝：Log　　デッキ：闇の戦士（土雷）

■ベスト4：フィロス　　デッキ：火単

■ベスト4：レオン　　デッキ：火単