第409回:Card of the Week 今週の一枚(2023/10/13)
皆さんこんにちは! 『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。11月17日発売のブースターパック『運命を超えて』のカードを毎回紹介するこのコーナー。早くも4回目となりました。
前回の最後に書きましたが、今回紹介するのは光の戦士。『ファイナルファンタジーV』のプレイヤーキャラクターの1人である【21-114L】ファリスです。原作では光の戦士としてだけではなく、最初は海賊のお頭として登場しました。今回の【21-114L】ファリスはその海賊の部分にスポットライトが当てられています。それではさっそく見ていきましょう。
【21-114L】ファリス
【21-114L】ファリスは水属性でコスト4、パワー8000のフォワードです。ジョブは【ジョブ(海賊)】と【ジョブ(光の戦士)】の2つを持ち、アビリティもフィールドアビリティとアクションアビリティをそれぞれ1つずつ、合わせて2つ持っています。
フィールドアビリティは【ジョブ(海賊)】と【カード名(バイキング)】に影響をおよぼすもので、前述したように海賊であることにスポットライトが当てられています。効果は『あなたのコントロールするファリス以外の【ジョブ(海賊)】と【カード名(バイキング)】のフォワードのパワーを8000にする。』というものです。どれか1体をターン終了時までパワー8000にするみたいなありきたりなアビリティではなく、【21-114L】ファリスがいるかぎりそれらのパワーは8000になるのです。
ちなみに現時点で【カード名(バイキング)】は全部で4種類(すべてフォワードです)。共通してカードを引くかバイキングを展開するアビリティを持っており、アドバンテージを生かして数を並べることができます。そして並べたフォワードのパワーはすべて8000になるのですから、その圧力はすさまじいものがあります。残念ながら【ジョブ(海賊)】のほうはまだあまり多くないのですが、それでも【6-126R】レイラなど軽めのフォワードもいますので、超攻撃的な「海賊」デッキを組むことも不可能ではなさそうです。
とはいえ、【21-114L】ファリスそのものを倒されてしまうと一気に攻撃力が低下してしまうという弱点もあります。が、それをある程度抑え込んでくれるのが次に紹介するアクションアビリティになります。『《0》:ファリスだけを選んでいる召喚獣かアビリティ1つを選ぶ。あなたはそれが選んでいるものをあなたのコントロールする水属性のフォワードに選びなおしてもよい。』という効果で、相手がファリスをブレイクしようとアビリティや召喚獣を使っても、それがファリスしか選んでいないなら、なかなか目的を達成するのが難しくなります。ましてや【4-133C】バイキングのようなフィールドから離れたときにカードを引けるフォワードを身代わりにすることで、アドバンテージだけ稼がれてしまうかもしれません。しかも1ターンに1回という制限もないので、ファリスを狙って倒すのは相当難しいはずです。
フォワードを並べる戦略になるので【1-107L】シャントットなどで一掃される可能性はややリスキーですが、それでも手札のアドバンテージは稼げているはずなので、リセット後のリカバリーもすみやかにできるのではないでしょうか。ちなみに『運命を超えて』には【21-114L】ファリスを含め3体の【ジョブ(海賊)】が収録されているので、ユーザープレビューなどでカードの情報が出たらそちらもチェックしてみてください。新しいデッキの誕生を楽しみにしています。
さて、いよいよ『運命を超えて』でのこのコーナーも終盤になってきました。次回はナンバリングタイトルに登場する敵側のキャラクターを紹介します。お楽しみに!
景山太郎