第464回:『第六期 名人戦 九州地区予選』『第六期 名人戦 東海地区予選』トーナメントレポート

 "第6期FFTCG名人"の称号を懸けた決勝大会『第六期名人位決定戦』に向けて全国10会場で地区予選が行われる『第六期 名人戦』。
 今回は2024年の公式トーナメントのトリを飾った『第六期 名人戦 九州地区予選』と『第六期 名人戦 東海地区予選』のレポートをお届けします。

九州地区予選(12月21日・福岡市)


 12月21日、福岡県福岡市の「博多バスターミナル」にて『第六期 名人戦 九州地区予選』が開催され、参加者8名によるスイスドロー3回戦で行われました。

 先週の『第六期 名人戦 関東地区予選』に引き続き「カオスコンボ」と「光の戦士」が注目を集めるなか、それらに対抗できるデッキの開拓も進んでいます。


以下がデッキの内訳です。

2名:「カオスコンボ」「光の戦士」
1名:「土単」「土水カオスアーク」「火氷水FFVI」「騎士」  

 3連勝でみごとに優勝を果たしたのは「土水カオスアーク」を使用したやぶさんでした。「土水カオスアーク」は週を挟んで2大会続けての優勝となり、環境でのポジションのよさがうかがえます。今回やぶさんが使用されたリストには、ミラーマッチを意識してか【12-068H】フェンリルの採用や【24-117R】ジタンの増量がなされており、さらに研究が進んでいるようです。優勝おめでとうございます!

『第六期 名人戦 九州地区予選』上位・通過者デッキリスト【スタンダード】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。


東海地区予選(12月22日・名古屋市)


 12月22日、愛知県名古屋市の「ウインクあいち」にて『第六期 名人戦 東海地区予選』が参加者54名によるスイスドロー6回戦+プレーオフ1回戦で行われました。

 まだまだ環境初期ということで前週の『第六期 名人戦 関東地区予選』と同様の3デッキ「カオスコンボ」「光の戦士」「土水カオスアーク」が人気を集め、中でも「カオスコンボ」がシェア率25%に迫るトップメタという、これまで見られなかったほど濃い分布になりました。「カオスコンボ」は前環境から存在するデッキですが、同じく前環境から活躍が続く「光の戦士」や「土水」と比べるとまだデッキリストが定まりきっていないため、今大会にも氷属性に寄せたものなどさまざまな「カオスコンボ」が持ち込まれました。そして【24-025L】ジェネシス【24-061L】バッシュ【24-106H】リヴァイアサンなど「秘められた伝説」から『顕現』以外のカードも活躍が見られています。


以下が54個のデッキの内訳です。

14名:「カオスコンボ」
8名:「土水カオスアーク」
4名:「光の戦士」
3名:「火水」「氷雷」
2名:「火単」「土単」「雷単」「コスト3WoL」「古代人」
1名:「氷単」「風単」「水単モンスター」「水単リヴァイアサン」「火風」「火水DFF」「クリスタルの戦士」「風氷顕現」「風土」「土雷バッシュ」「騎士」「多属性ソルジャー」  

 スイスドロー6回戦を全勝で優勝したのは「カオスコンボ」を使用されたriruさんでした。今回riruさんが使用されたデッキは「秘められた伝説」の新戦力である【24-070L】ライトニングと『世界選手権 2024』以降注目されている【18-100L】レナを両方とも採用しており、最近のトレンドを感じられるリストです。今までにない角度から戦闘に裏目の展開を作り出す【24-070L】ライトニングと、割り込めるタイミングを生じることなくブレイクゾーンを守る【18-100L】レナの存在は「カオスコンボ」を相手にした際のプレイングをより難解なものにしているようです。



 『第六期 名人戦』、次回は年明けの1月11日に大阪府大阪市で近畿地区予選、翌12日に香川県高松市で四国地区予選が開催されます。
 来たる2025年もトーナメントシーンがさらに盛り上がるよう努力してまいります。来年も皆さまのご参加をお待ちしております!

『第六期 名人戦 東海地区予選』上位・通過者デッキリスト【スタンダード】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。