第460回:Card of the Week 今週の一枚(2024/10/25)
皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。11月15日発売のブースターパック『秘められた伝説』からの新規カード紹介コラム「今週の一枚」も、シリーズ全5回のうち4回目を迎えました。今回を含めてあと2回、どうぞ最後までお付き合いください。
今週ご紹介するのは天野喜孝先生のイラストを使用した【24-048L】ティーダです!
【24-048L】ティーダ
これまでの『FFTCG』では水属性のカードが多かったティーダですが、【24-048L】ティーダは風属性のレジェンドとして収録されています。ただ、カードとしてのアビリティはそこまで風属性らしさに特化しているわけではありません。むしろ、ある1つのキーワードアビリティに注目した能力となっています。それではさっそくカードを見ていきましょう。
【24-048L】ティーダは風属性のフォワードで、コスト5、パワー9000。【ジョブ(ガード)】と【ジョブ(ブリッツボーラー)】の2つのジョブを持ちます。サイズ的には大型フォワードと言っていいでしょう。
アビリティは全部で3つあり、そのすべてがキーワードアビリティの「デジョン」と関わりがあります。まず【24-048L】ティーダ自身が『デジョン 5』を持ちます。コストが0なので第1ターンからでもデジョンしやすいのがうれしいですね。
2つ目は、いずれかのプレイヤーの【カード名(ティーダ)】以外のカードからデジョンカウンターが1つ取り除かれるたびに発動するオートアビリティです。効果はデジョンによってゲームから除外されている【24-048L】ティーダに置かれたデジョンカウンターを1つ取り除きます。ほかにデジョンで除外されているカードがあればあるほど、【24-048L】ティーダがフィールドに出るまでのターンが短縮されていくわけです。これは対戦相手のものでもいいので、対戦相手はデジョンするのをためらうかもしれず、それによって展開を窮屈にさせることができます。あるいは割り切ってデジョンしてくるかもしれませんが、そのときは恩恵にあずかりましょう。
3つ目は、あなたのコントロールするデジョンを持つフォワードにヘイストと『自身は対戦相手の召喚獣によっては選ばれない。』を与えるというフィールドアビリティです。これはデジョンを持つ【24-048L】ティーダ自身も当てはまりますので事実上コスト5、パワー9000でヘイストを持ち、対戦相手の召喚獣に選ばれない強力な大型フォワードということになります。これを2つ目のデジョンを加速させるアビリティとうまくあわせて活用できれば主戦力、デッキのキーカードとして働いてくれるでしょう。
相性のよいカード
さて、それでは最後に【24-048L】ティーダを使ったデッキを組むために相性のよさそうなカードを何枚か紹介していきます。デジョンを持つカードをサーチできる【21-046C】シド [II]は自身のアクションアビリティで【24-048L】ティーダ以外からデジョンカウンターを取り除けば、【24-048L】ティーダのカウンターとあわせて実質2つのデジョンカウンターを取り除くことができます。また、同じことが【19-036L】ヴェインのオートアビリティでも再現することができますので、こちらもおすすめです。どちらのカードも【24-048L】ティーダと同じ風属性なところもよいですね。【カテゴリ(VI)】に寄せる必要がありますが、まとめてデジョンカウンターを取り除ける【21-007L】シャドウも噛み合いそうなカードです。
それ以外にも、何度もデジョンできる【18-115L】メルヴィアン、デジョンコストが軽くて見返りのある【20-115R】ミストなどもよく働いてくれそうです。1ターン目に【24-048L】ティーダと【20-115R】ミストをデジョンすれば2倍の速さでデジョンカウンターが減っていき、3ターン後には【24-048L】ティーダがフィールドに登場。そして次のターンには【20-115R】ミストがフィールドに出るのでカードを1枚引くことができます。【24-048L】ティーダがヘイストを与えるので、フィールドの状況次第ではアタックできるかもしれません。
さて、今回の【24-048L】ティーダはいかがだったでしょうか。皆さんの手で「デジョンデッキ」がトーナメントシーンを席巻することを願っています。
次回はいよいよ『秘められた伝説』のシリーズ最終回です。新たなキーワードアビリティ『顕現』の復習として、国王でありドミナントである彼とその召喚獣にご登場いただきましょう。
景山太郎