第459回:Card of the Week 今週の一枚(2024/10/18)

 皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。早くも3回目を迎えたブースターパック『秘められた伝説』での「今週の一枚」ですが、今回は土属性のレジェンドとして収録された【24-070L】ライトニングです。ウェア「砂塵の孤影」を身に着けたライトニングがどのようなアビリティを持つのか見ていくことにしましょう。

【24-070L】ライトニング

 【24-070L】ライトニングはコスト2、パワー7000。土属性のフォワードでオートアビリティ1つとアクションアビリティ1つを持ちます。コストの割りにはパワーが高めに見えますが、2つのアビリティもなかなか強力ですのでさっそく見ていきましょう。

 まずオートアビリティですが『ライトニングがブロックするかブロックされたとき』ということで、アタックフェイズ専門に発動するオートアビリティになっています。効果は対戦相手のコントロールするアタック中かブロック中のフォワード1体を選び、それをゲームから除外します。そして【24-070L】ライトニングを手札に戻します。ライトニングが対戦相手のフォワードと交戦しないと発動しないのですが、それにしてもかなり簡単に対戦相手のフォワードをゲームから除外できる優れものです。要するにライトニングのアタックをブロックしたか、ライトニングにブロックされたフォワードを、コストを払ったりすることなくゲームから除外できるのですから。唯一のデメリット的な部分は【24-070L】ライトニングを手札に戻さなければならないことですが、後述するアクションアビリティがそれを帳消しにしてくれます。

 対戦相手としては、アタックしてきた【24-070L】ライトニングに関してはブロックしないという選択肢をとることもできますが、自分のアタックフェイズにアクティブ状態の【24-070L】ライトニングが待ち構えているとなかなかアタックできないでしょう。戦闘ダメージを与えあう前にこのアビリティが解決されるので、ライトニングよりパワーが高いだけでは意味がありません。対象を選ぶタイプのアビリティであることに注目して『アビリティによっては選ばれない』を持ち、かつライトニングよりサイズが大きいフォワードならばなんとかなりそうですが、それもけっこう大変そうです。


 さて、先ほどアクションアビリティがデメリットを打ち消してくれると書きましたが、それはどういうことなのか実際に見ていきましょう。アクションアビリティは、【24-070L】ライトニングが手札にある場合のみに使用できます。1CPを支払い手札からこの【24-070L】ライトニングを見せ、ブレイクゾーンにある【カード名(ライトニング)】1枚をゲームから除外することで、【24-070L】ライトニングを手札からフィールドに出すことができます。アクションアビリティですのでいつでも使用できるわけですが、これはつまり対戦相手のアタックフェイズ中に現れて、アタックしてきたフォワードを討ち取ることもできるのです。オートアビリティで手札に戻ったライトニングは、それ以降のアタックへの大きな牽制となるわけですね。

 ちなみにアタック時(ブロックされたとき)にオートアビリティで手札に戻った場合、アクションアビリティでフィールドに戻りなんらかの方法でヘイストを付与できれば、もう一度アタックできます。【1-121C】赤魔道師【2-019R】魔人ベリアスなどが手ごろですが、同じ【カテゴリ(XIII)】の【5-005R】ガドーならパワーも上げてくれるのでおもしろいかもしれません。

 さて今回のこのカード、いかがだったでしょうか。ライトニングでは珍しい土属性ですが、ぜひ使ってみてくださいね。

 来週は風属性のレジェンドカードを紹介します。こちらもこれまでは水属性が多かったキャラクターですね。それではまた。



 景山太郎