第476回:Card of the Week 今週の一枚(2025/03/07)

 はじめまして。ホビージャパンのFFTCG開発チームのリオです。3月28日発売の新ブースターパック『星の涙』から新規カードをご紹介する「今週の一枚」、今回は私が担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 今週ご紹介するのは【25-105L】ヴェグナガンです。

【25-105L】ヴェグナガン

 『FINAL FANTASY X-2』に登場するヴェグナガンは、『FFTCG』初収録のキャラクターです。古代兵器だけあって見た目も怖い感じがします。

 そんな恐ろしげな雰囲気をまとった【25-105L】ヴェグナガンは、コスト4でパワー10000の闇属性のフォワードです。オートアビリティを1つと、アクションアビリティを2つ持っています。それでは、順番にアビリティを紹介していきます!

 【25-105L】ヴェグナガンのオートアビリティは、このカードがフィールドからブレイクゾーンに置かれたときに同名カードをサーチしてダル状態でフィールドに出してもよいというものです。ブレイクゾーンに置かれることで発動し、デッキから新たな【25-105L】ヴェグナガンがやってくるので、一度フィールドに出せばブレイクされても再びそばにいてくれる心強いカードになりそうです。しかもパワーが10000もあるので、そもそも多少のことではブレイクされません。こういったパワーの高いカードを登場させると対戦中も平穏に過ごせる気がします。

 さらに、『あなたのコントロールするフォワードがフィールドからブレイクゾーンに置かれたとき』発動するオートアビリティを持つキャラクターがいれば、【25-105L】ヴェグナガンがブレイクゾーンに置かれることでどんどんアビリティが発動していくので楽しそうですよね。ひとつのことをきっかけにしていろんな効果が連鎖していくのって、カードゲームっぽくてわくわくしませんか? うまくできたときにうれしくなるので、私は好きです。

 ただ、ブレイクゾーンに置かれないとオートアビリティが発動しないので、【24-070L】ライトニングのオートアビリティでゲームから除外されたり、【19-119L】ウネのオートアビリティで手札に戻されたりすると発動しません。そういうポイントには気を付けようと思います。

 続いて【25-105L】ヴェグナガンの1つ目のアクションアビリティを見てみましょう。闇属性のカードを1枚捨てることをコストとして、ヴェグナガンをアクティブにし、さらに1枚カードを引けるというものです。手札から出せなくなっている【カード名(ヴェグナガン)】やほかの闇属性のカードを捨てて、新しい手札を補充できるので、困ったときになにかと便利そうです。さらに、手札が入れ替わると自分のお気に入りのカードたちを見られる機会が増えるので、そのぶんゲーム中の楽しみも増えると思います。

 そして、オートアビリティによってダル状態でフィールドに戻ったヴェグナガンをアクティブにできたら、またブロック役としても機能してくれるのでとても頼もしい存在です。

 最後に【25-105L】ヴェグナガンの2つ目のアクションアビリティですが、ブレイクゾーンにある【カード名(ヴェグナガン)】2枚をゲームから除外することをコストにして、対戦相手のコントロールするすべてのフォワードをブレイクすることができるというものです。1体を選んでとかではなく、すべてのフォワードというところが強いポイントです。なぜなら、相手のアビリティによって選ばれないフォワードもブレイクできるからです。しかも、1つ目のアクションアビリティを使えば自分でブレイクゾーンに送り込めるので、ゲーム中に使えるのは一度きりですが、見た目よりはコストも支払いやすそうです。もし、この【25-105L】ヴェグナガンを対戦相手がコントロールしているなら、全体除去を警戒しながらゲームを進めないといけないのでどきどきします。もし私なら、【25-105L】ヴェグナガンにおびえてしまって強力なカードをキャストすることすらためらってしまいそうです。そうならないためにも、できればブレイクゾーンにある【カード名(ヴェグナガン)】をゲームから除外して安心しておきたいところです。


 心強く頼もしい【25-105L】ヴェグナガンがどんなふうにデッキの中で活躍してくれるのか、そして相手にしたらどう立ち向かっていくべきなのか、今後がとても楽しみです。

 今回紹介した新カード【25-105L】ヴェグナガンはいかがだったでしょうか。ぜひ皆さんの手で活躍させてみてください。

 次回は『星の涙』の「今週の一枚」の最終回。景山プロデューサーが若き日の英雄を紹介してくれます。



 リオ