第443回：Card of the Week　今週の一枚（2024/07/05）

　皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。早くも4回目となりました『秘められた試練』の「今週の一枚」。皆さんお気に入りのカードは見つかりましたでしょうか。今週は火属性のレジェンドを紹介します。イラスト、能力ともにとてもすてきなカードですのでぜひ期待してください。

　それでは紹介しましょう。『FINAL FANTASY XIII-2』から、浅見瑠比さん描き下ろしの【23-002L】カイアスです！

　浅見さん描き下ろしのこのイラストはとても印象的であり、さらにいくつかの隠れた要素が盛り込まれたことですばらしく魅力的なカードとなっています。ノーマル版とフルアート版、そしてプレミアム版ではそれぞれ少しずつ違いがありますので、機会があったらぜひ実物で比べてみてください。

　続いて『FFTCG』のカードとしての【23-002L】カイアスを見ていきましょう。火属性のフォワードでコスト5、パワー9000。ブレイブ、そしてさらに『フィールドに出たとき』と『フィールドからブレイクゾーンに置かれたとき』の2種類のオートアビリティを持ちます。

　『フィールドに出たとき』のオートアビリティは原作でカイアスと深い関係性を持つバハムートに関連したもので、『カイアスがフィールドに出たとき、【カード名(バハムート)】1枚をサーチし、手札に加えてもよい。このターン、あなたが次に【カード名(バハムート)】をキャストするためのコストは5減る。』というものです。【カード名(バハムート)】は「秘められた希望」までで12種類。そのうちコストが6以上のものは【1-018L】バハムートと【16-132S】バハムートの2種類しかないので、実に10種類のバハムートは0CPでキャストすることができるのです。大体のバハムートは8000～10000ダメージ、一部条件によっては12000ダメージを出せるものもいる高火力の召喚獣です。パワー9000のフォワードをフィールドに出しつつ、高いダメージを相手のフォワードに与えることもできると考えると、このアビリティの強力さがわかってきます。ちなみにカードタイプを問わないので、フォワードの【12-014R】バハムートのコストを0にすることも可能です。

　そしてもう1つのオートアビリティは『カイアスがフィールドからブレイクゾーンに置かれたとき、手札を3枚捨ててもよい。そうしたとき、カイアスをブレイクゾーンからダル状態でフィールドに出す。』というものです。手札1枚を2CPと換算すると、6CPで復活してくるわけですが、フィールドに出たときに【カード名(バハムート)】1枚をサーチできるので、実質的には4CPと言えるかもしれません。さらに、コストを軽くして使用できる状態で【カード名(バハムート)】を手札に持っているということになりますので、対戦相手としてはカイアスをブレイクしていいのかいう点で悩ましい存在となります。手札を3枚捨てなければならないので氷属性のカードなどで手札を攻められると少々つらいかもしれませんが、逆に言えば手札をしっかり確保している状態での対戦相手へのプレッシャーは大変に大きなものになるでしょう。火属性の新しいレジェンドである【23-002L】カイアス、大いに期待できそうなカードです。