第441回:Card of the Week 今週の一枚(2024/06/28)

 皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。『秘められた試練』の「今週の一枚」、3回目となります今回はLimit Breakを持つカードから新たな1枚を紹介したいと思います。ゲームチェンジャーになることの多いLimit Breakですが、このカードもその可能性を秘めていそうです。それでは紹介していきましょう。【23-126L】エッジです!

【23-126L】エッジ

 原作『FINAL FANTASY IV』では、エブラーナ王国の王子でありながら忍者としてパーティーに加わり最後まで戦い抜いた歴戦の戦士です。今回の【23-126L】エッジはその忍者を意識したカードデザインとなっています。雷属性のフォワードでコスト6、パワー8000、【ジョブ(忍者)】のフォワードです。さらに冒頭でも書きましたがLimit Breakを持つカードで、LBコストはやや高めの3になっています。ゲーム中に最大で2回キャストできることになりますね。

 必要なCPもLBコストも高いのですが、そういう場合は【23-126L】エッジが持つアビリティが強力なものであるという期待が持てますので、カードの能力を見ていきましょう。

 【23-126L】エッジはフィールドに出たときに、ターン終了時まで自分のコントロールするすべての雷属性と【ジョブ(忍者)】と【カード名(忍者)】のフォワードに新たなオートアビリティを付与するオートアビリティを1つ持ちます。付与するオートアビリティは『自身がアタックしたとき、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶ。それに7000ダメージを与える。』という効果になります。お互いがフォワードを展開し膠着した状況で【23-126L】エッジがフィールドに出てくることを想像してみてください。フォワードがアタックするたびに7000ダメージが与えられていくという状況になれば、それを受ける側が戦線を維持するのは相当大変なはずです。【18-050L】ユフィのような、アタックすること自体が強いフォワードとの組み合わせは脅威と言っても過言ではないでしょう。しかもLBカードなので、使いたいときに使えるという大きなポイントもあります。忍者デッキはもちろん、雷属性のフォワードにも効果を及ぼすので、雷のフォワードを主戦力にするデッキでも活躍してくれるのではないでしょうか。

相性のよいカード

 それでは最後に【23-126L】エッジと相性のいいカードをいくつかご紹介します。忍者を重視するなら先ほど挙げた【18-050L】ユフィはもちろんですが、おすすめはバックアタックでアタックフェイズ中でもフィールドに出て4000ダメージを与えられる【8-100R】ジンナイです。フォワードがアタックして7000ダメージを与えた対戦相手のフォワードに追い打ちをかければ、パワー11000までのフォワードをブレイクすることができます。このカードは先制攻撃を持っているので、ジンナイ自身がアタックする場合でも7000ダメージとの相性がいいです。【23-126L】エッジによるダメージとの合わせ技を重視するなら、バックアップの【12-013C】忍者などもよいかもしれません。

 雷属性ということに注目するなら、先制攻撃を与えブロックされにくくする【1-209S】マーキーや【19-084R】リチャード、はじめから先制攻撃を持っている【11-086L】アラネアなどは一緒に使いやすいカードではないでしょうか。また、2回アタックできる【20-088L】エスティニアンも強力です。デジョンなら、タイミングもコスト面でもLimit Breakと合わせやすく使えるという利点もあります。

 今回の【23-126L】エッジはいかがでしょうか。新しいLBカードとして候補に入りそうでしょうか。ぜひご検討を!

 さて、次回は主人公たちの前に幾度も立ちはだかるキャラクターを紹介します。



 景山太郎