第439回:Card of the Week 今週の一枚(2024/06/21)

 皆さんこんにちは! 『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。8月2日発売の新ブースターパック「秘められた試練」のカードを紹介する「今週の一枚」のお時間がやってきました。今週は一気に2枚のカードを紹介したいと思います。FINAL FANTASY XIから、【23-100L】エグセニミル [少年時代]と【23-112H】ラーアル [少年時代]です!

【23-100L】エグセニミル [少年時代]&【23-112H】ラーアル [少年時代]

 皆川史生さんが描き下ろしたこの2枚のカード、気づいた人も多いのではないかと思うのですが、実はつながった1つのイラストなのです。皆川さんは過去にも【20-042L】ロック【20-031R】セリス【18-026L】テオドール【18-071R】オーグストなどで同じような試みが好評を博していますが、今回のこの2枚のカードもとてもすてきなイラストですので、ぜひ2枚を並べてみてください。

 そして【23-100L】エグセニミル [少年時代]と【23-112H】ラーアル [少年時代]は『FFTCG』でもぴったり息の合った能力を備えています。1枚ずつ順に見ていきましょう。


【23-100L】エグセニミル [少年時代]

 まず【23-100L】エグセニミル [少年時代]です。このカードは2つのアクションアビリティを持っています。1つ目はクリスタルを1つ支払うのがコストのアビリティで、エグセニミル [少年時代]のパワーを9000にし、対戦相手のアビリティによっては選ばれなくします。しかもターン終了時までではなくこれらは永続的に続きます。クリスタルさえ確保できていれば、2CPでパワー9000かつ対戦相手のアビリティには選ばれない強力なフォワードとして展開できます。

 さらにこのカードが持つもう1つのアクションアビリティも抜群の使いやすさを誇ります。水のCP1つとクリスタルを1つ、そして自身をダルにするコストで『コスト3の水属性のフォワード1枚をサーチし、フィールドに出す。このアビリティは1ターンに1度しか使えない。』という効果を発動します。手札に加えるのではなくフィールドに出す、それも毎ターン使える。という破格の性能です。コスト3の水属性のフォワードといえば【16-116L】ティーダ、【17-113L】グラセラ・ウェズエット、【18-100L】レナ、【19-102L】レフィアなどが挙げられます。かなり豪華なメンバーですね。そして忘れてはいけないカードがもう1枚。そう、【23-112H】ラーアル [少年時代]もコスト3の水属性のフォワードなのです。

【23-112H】ラーアル [少年時代]

 【23-112H】ラーアル [少年時代]はオートアビリティを2つ持ちます。そのうちの1つはフィールドに出たときにクリスタルを2つ得ることができるので、【23-100L】エグセニミル [少年時代]のアビリティでフィールドに出せば、差し引きでクリスタルを1つ増やすことができるのです。もしクリスタルを1つ持っている状態で【23-100L】エグセニミル [少年時代]がいるなら、まず2つ目のアクションアビリティで【23-112H】ラーアル [少年時代]をフィールドに出し、そこで得たクリスタルを使って(1つ目のアクションアビリティで)自身を強化すれば、クリスタルの数を減らすことなく【23-112H】ラーアル [少年時代]をフィールドに出し、さらに自身も強化できたということになります。

 そして【23-112H】ラーアル [少年時代]はもう1つオートアビリティを持ちます。『フィールドに出るかアタックしたとき、ターン終了時まであなたのコントロールするすべての水属性のフォワードのパワーを+2000する。』ことができます。さらに【23-100L】エグセニミル [少年時代]のアビリティなら対戦相手の召喚獣などに対応して使うこともできますので、自分のフォワードがブロックされたときに(【23-100L】エグセニミル [少年時代]のアビリティを使用して【23-112H】ラーアル [少年時代]を出すことで)強化して一方的に打ち勝つ、というような使い方もあります。

 さあ、この2枚のカードの相性のよさはいかがでしょうか。新たなデッキの指針となるカードになりそうでしょうか。ぜひ挑戦してみてください。

 次回は新たなLimit Breakのレジェンドカードを紹介します。お楽しみに!



 景山太郎