第434回:『MASTERS 2024 1st season 京都』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 2024』、今回は『MASTERS 2024 1st season 京都』(L3構築)のレポートをお届けします。

MASTERS 2024 1st season 京都【L3構築】


 5月19日、京都府京都市の「ハートピア京都」にて『MASTERS 2024 1st season 京都』が開催されました。参加者49人によるL3構築でのスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で『MASTERS 2024 FINAL』の権利枠4つを争います。

 L3構築で前回行なわれた下関大会は、前評判の高かった「火単」を抑えて「雷単」が優勝という結果でした。今大会のデッキ分布は以下のとおりとなりました。


15:「火単」
10:「闇の戦士」(土雷5、土雷水4、風土雷水1)
8:「FFVIII」(火氷雷4、雷単3、氷雷1)
4:「コスト3WoL」(氷雷水2、火雷水1、風雷水1)
3:「雷単」
2:「風単」
1:「氷単」「火氷」「火氷DFF」「火雷」「火雷FFVII」「風雷」「火氷水」


 下関大会から変わらず「火単」が全体のおよそ1/3を占める人気を集め、対抗馬として「闇の戦士」「FFVIII」系のデッキがそれを追って浮上してきた構図となっています。新環境で一度トーナメントが行なわれたことで、デッキの研究も一段階進んだ印象を受けました。  

 6回戦を終えてトップ8は「火単」と「闇の戦士」系で4名ずつきれいに分かれ、さらに準々決勝はすべてのカードが「火単」対「闇の戦士」というマッチアップになりました。
 そんなトーナメントを決勝まで勝ち進んだのはholyさんとチョココロネさんで、最後は「火単」どうしの対決となりました。オーソドックスな構築のチョココロネさんに対し、holyさんは雷属性の【20-104R】ラムザをタッチした構成となっています。

 1ゲーム目、チョココロネさんは先攻2ターン目で【20-013C】調理師を含むバックアップを4体並べます。対するholyさんはバックアップ1体から【21-010H】タイヴァスでサーチした【21-009C】戦士という流れで厳しい表情が浮かびます。その後は【21-001R】ウォード【20-018H】フェネクスなどを出し合いお互い消耗戦の展開になりますが、そうなるとバックアップの数で優位に立つチョココロネさんに圧倒的な分があり、手札が尽きた時点でholyさんが投了。次のラウンドへ切り替えを図ります。

 2ゲーム目は逆にバックアップ4体を先攻2ターンでそろえたholyさんが、次のターンに【21-010H】タイヴァスから【21-009C】戦士で仕掛けます。チョココロネさんも返しのターンでバックアップ4体に到達し、しばらく除去の応酬が続きます。その状況でholyさんは【22-113L】モント・リオニスから【21-010H】タイヴァス、そのアビリティで出した【20-104R】ラムザによって3点のダメージを一気に与え、ここでゲームが大きく傾きます。チョココロネさんも【22-113L】モント・リオニスをキャストするものの相手のフォワードをさばききれず、ゲームカウントは1-1となりました。

 3ゲーム目、お互いバックアップをしっかり並べた後でチョココロネさんが先に仕掛け、【22-113L】モント・リオニスからの【21-001R】ウォードでブロッカーを排除しダメージを積み重ねていきます。その後も「火単」の得意とする豊富な除去の撃ち合いで消耗戦になりますが、決定打が出ないままじりじりとholyさん側にクリスタルやフォワードなどのリソースが積み重なっていきます。最後は【21-004L】カイエンで得た大量のクリスタルで相手のフィールドを押さえつけたholyさんが、次のターンに【22-113L】モント・リオニスとフォワード陣で一挙に7点目までダメージを通し、力強くチャンピオンに輝きました。おめでとうございます!



 『MASTERS 2024 1st season』は今週末、5月25日の神奈川県横浜市(L3構築)がラストとなります。皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 2024 1st season 京都』トップ8デッキリスト【L3構築】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。