第431回:『MASTERS 2024 1st season 津』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 2024』、今回は『MASTERS 2024 1st season 津』のレポートをお届けします。

MASTERS 2024 1st season 津【スタンダード】


 4月21日、三重県津市の「三重県総合文化センター」にて『MASTERS 2024 1st season 津』が開催され、36名のプレイヤーによるスタンダードでのスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行なわれました。

 前週の連戦は「光の戦士」と「騎士」が存在感を発揮しつつ、優勝は「氷雷」と「コスト3WoL」という結果でした。関東・東海・関西からまんべんなく集まったプレイヤーたちのデッキ分布は以下のとおりとなりました。


5名:「光の戦士」
4名:「騎士」
3名:「火単」「氷単」「雷単」
2名:「土単」「氷水」「土水」「4属性WoL」「コスト3WoL」
1名:「風単」「風氷」「風雷」「火雷FFXIII」「火雷FFXIV」「風水モンスター」「モールズの夜会」「闇の戦士」


 「光の戦士」と「騎士」が相変わらずの人気を集めましたが、神戸大会を制した「氷雷」の姿はありませんでした。
 「光の戦士」は「秘められた希望」の新カード【22-049H】バッツを採用し【カード名(バッツ)】を増量させた構築が現れており、同じカテゴリに入るデッキでも形が少しずつ分かれてきているようです。  

 決勝トーナメントに進出したのは「光の戦士」「騎士」「氷水」が2人ずつと「土単」「闇の戦士」の8名となりました。
 「光の戦士」と「騎士」の活躍はこれまでどおりと言えますが、ここにきて使用者2名の「氷水」が2人とも勝ち上がってきています。「騎士」デッキに刺さる【13-022H】シド・ランデルを使いやすいのが魅力です。また「土単」は【6-084L】レオから【19-128L】ウォーリアオブライト【22-122L】ティーダを狙う構成で、【16-129L】カオス【19-105H】アークも搭載されています。いったん環境のトピックが整理され、前環境で活躍していたデッキやギミックがチューンナップされたうえで復権の兆しを見せているようです。

 そしてデッキビルダー・ありかさんの持ち込んだ「闇の戦士」は【22-067L】ナハトさえ残ってしまえば簡単にフィールドを制圧します。【22-081R】ディアナと凍結で【18-015R】ラムザのアクションアビリティをうまく使えなくし【22-067L】ナハトを守っていたのが印象的でした。今後は光だけでなく闇の戦士にも要注目です。


 決勝戦は「光の戦士」デッキのえあさんと「氷水」デッキのジンさんの組み合わせとなりました。
 「光の戦士」の【19-102L】レフィアが機能できるかが大きく鍵を握るマッチアップですが、そんなことは百も承知のジンさんは序盤から【20-040L】ルーファウス【21-049R】セーラ [MOBIUS]などで積極的に相手のリソースを削っていくプランを取ります。しかしここでいぶし銀の活躍を見せたのが【12-074H】アルジイでした。(【12-099R】セーラ [FFL]でサーチできるため採用されていたようです。)これがみごとに手札破壊のプランを崩壊させ、2ゲームとも順調に【19-102L】レフィアが躍動したえあさんが10ゲーム無敗での優勝を勝ち取りました。

 えあさんは開幕戦の『MASTERS 2024 1st season 千葉』に続いて早くも2回目の優勝です。おめでとうございます!



 『MASTERS 2024 1st season』、今週末は4月27日に山口県下関市(L3構築)で開催されます。L3構築での公式トーナメントは今シーズン初で、「運命を超えて」環境での『第五期 名人戦』がすべてスタンダードだったことを考えると、がらりと変わった環境でどのようなデッキが出てくるのか要注目です。皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 2024 1st season 津』トップ8デッキリスト【スタンダード】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。