第403回:Card of the Week 今週の一枚(2023/09/22)
皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。11月17日に発売となる新たなブースターパック『運命を超えて』の発売が近づいてまいりました。ということで今回も新カードを毎週紹介していく「今週の一枚」のシーズンが始まります。いつものように魅力的なカードをお見せしていきますのでご期待ください。それではさっそく始めていきましょう。
第1回目は『運命を超えて』から新たに『FFTCG』に参入する『ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン』出典のカードを紹介しましょう。ボックス購入特典としても封入される【21-048L】セーラ姫、スペシャルカードの【21-124L】ジャック・ガーランド、プレリリースパーティーで配布されるPRカードの【21-123H】混沌の闇の3枚を一気に紹介したいと思います! ぜひ最後までお付き合いください。
【21-048L】セーラ姫
原作のヒロインにしてコーネリアの王女である彼女は過去、光属性と水属性で1度ずつカード化されています。3枚目となる今回の【21-048L】セーラ姫は風属性のバックアップで、コスト2、【カテゴリ(SOPFFO)】で【ジョブ(王女)】を持ちます。アビリティは使い勝手のよい便利なアクションアビリティを2つ持っています。
1つ目のアビリティは『《0》:フォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれに「自身はEXバーストによっては選ばれない。」を与える。このアビリティはあなたのメインフェイズにしか使えず、1ターンに1度しか使えない。』というものです。1ターンに1度という制限はありますが、CPを必要としないのでアタックするなら使っておいて損はないでしょう。次にアタックしたいフォワードを選んでもよいですし、除去されると困るものを選ぶという選択肢も考えられます。
2つ目のアクションアビリティは『《ダル》、【ジョブ(王女)】1枚を捨てる:フォワード1体を選ぶ。このターン、次にそれにダメージが与えられる場合、代わりにそのダメージは0になる。』です。ダメージならなんでも0になるので、アビリティや召喚獣はもちろん戦闘ダメージすらも0にします。対戦相手のフィールドに【21-048L】セーラ姫がアクティブ状態でいる場合は、ダメージを与えることに慎重にならなければなりません。
【21-124L】ジャック・ガーランド
1年前の『力の復活』から収録されているスペシャルカードですが、今回は『FFTCG』初登場、そして『運命を超えて』のボックスアートとしても採用されている、【21-124L】ジャック・ガーランドがスペシャルカードになっています。さすがの貫禄といった感じです。
【21-124L】ジャック・ガーランドはコスト3、パワー9000の闇属性のフォワードで、【カテゴリ(SOPFFO)】、【ジョブ(ストレンジャー)】となっています。このカードがすべての領域で【カード名(ガーランド)】でもあることとブレイブのほかに、固有のオートアビリティとアクションアビリティを1つずつ持ちます。オートアビリティは登場時に【カテゴリ(SOPFFO)】のフォワードをサーチし手札に加えるという、よくある便利なアビリティとなっています。
もう1つのアクションアビリティは、書いてあることはわかりやすいのですが、使いどころを選ぶかもしれません。『《ダル》:闇属性のキャラクター1体を選ぶ。それをブレイクする。ジャック・ガーランドはあなたに1点のダメージを与える。』というものです。相手が闇属性のキャラクターをデッキに入れていればかなりの効力を発揮します。特にバックアップの【1-184H】カオスや【20-129H】スピリタスなどを使用している場合は、タイミング次第で相手の戦線を崩壊させることもできます。また、使用しているデッキや局面によっては、自分のコントロールする闇属性のキャラクターもブレイクできることを覚えておくといいことがあるかもしれません。いろいろな可能性があります。なにしろ『FFTCG』には2,800種類以上のカードがあるのですから。
【21-123H】混沌の闇
それでは最後にプレリリースパーティーでももらえる【21-123H】混沌の闇を紹介します。コスト7、パワー9000の闇属性のフォワードで、もちろん【カテゴリ(SOPFFO)】です。
【21-123H】混沌の闇は対戦相手からすると非常にやっかいなカードです。フィールドに出ていると『あなたの第1メインフェイズ開始時、混沌の闇は対戦相手に1点のダメージを与える。』というオートアビリティで、アタックしなくとも毎ターンしっかりとダメージを与えてきます。ではさっさとブレイクするなりすればいいかと思うのですが、そうすると『混沌の闇がフィールドから離れたとき、キャラクター1体を選ぶ。それをブレイクする。』というアビリティが発動することになります。ブレイクでも除外でも手札に戻るでもなんでも発動するのと、対戦相手のアビリティや召喚獣でなくとも発動するという2点も注目すべきでしょう。
ちなみにコスト7は重いと思う方もいらっしゃると思いますが、『混沌の闇はコストを支払う代わりに《2》を支払い、あなたのブレイクゾーンにある火と風と土と水属性のキャラクターカードをそれぞれ1枚ずつゲームから除外することでキャストすることができる。』というアビリティによってコストを軽減することも可能です。ちょっとハードルは高いかもしれませんがそれだけの見返りのあるキャラクターですので、チャレンジしてみてください。
次回はある原作のラスボスを紹介する予定です。それではまた来週!
景山太郎