第391回:『日本選手権 2023 Summer 津予選』トーナメントレポート

 公式トーナメント『日本選手権 2023』のレポート。今回は『日本選手権 2023 Summer 津予選』(スタンダード)のレポートをお届けいたします。

日本選手権 2023 Summer 津予選【スタンダード】


 6月25日、三重県津市の「三重県総合文化センター」にて『日本選手権 2023 Summer 津予選』(スタンダード)が開催され、参加者29名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦で行なわれました。


 3週連続となるスタンダードでの予選、過去2週は「氷雷」が制していました。今大会のデッキ分布は以下のとおりとなりました。

4名:「水単」「氷雷」「土雷」「モールズの夜会」
3名:「火雷FFXIII」
2名:「土水」「4属性WoL」
1名:「氷単」「水レオ」「火雷」「土氷」「火風水」「火土水」

 「氷雷」「土雷」などに採用されているブレイクゾーン対策の【17-091L】エクスデス【19-128L】ウォーリアオブライトに対して強い【16-129L】カオスなど、特定の有力デッキや有力カードへの対策となるカードが随所で活躍しており、プレイヤーの皆さんの環境理解に基づく対応がうかがえる大会となりました。  

 トップ4には「火雷FFXIII」「土水」「水単」「氷雷」とすべてタイプの異なるデッキが勝ち残り、決勝は「火雷FFXIII」の正義さんと「土水」のしゆさんの対決となりました。正義さんは前週の大阪予選を「氷雷」で制しており、異なるデッキによる2週連続での優勝が懸かります。

 1ゲーム目、先攻の正義さんは1ターン目に【19-129S】ヴァニラ、2ターン目には【18-013R】ファング【19-137S】ホープ【1-007R】ガドーと、序盤からフルスロットルで攻めにかかります。受けるしゆさんは【16-124H】ライトニングで1体をゲームから除外し、ブロックしながらのスペシャルアビリティでダメージを受けつつも攻勢を抑え込もうとしますが、勢い止まらず【3-020H】フェニックス【16-104R】リーブでヘイスト持ちフォワードを押し込んで正義さんが先取します。

 2ゲーム目、しゆさんは初手【18-102C】ワッカからデッキのキーカードである【12-097H】シルドラを引き入れます。対する正義さんは【19-137S】ホープから【10-004H】カイアスをサーチ、そのままキャストしてアビリティで【13-085R】ルミナを出して【19-138S】ライトニングをサーチし、一気に大ダメージをたたき出せる状況を作ります。【12-097H】シルドラで持ってきた【16-124H】ライトニング【19-137S】ホープを除外して応じるしゆさんに対し、正義さんの【19-138S】ライトニングと(【16-104R】リーブでブレイクゾーンから復活した)【19-108L】ジタンが襲いかかります。しゆさんは起死回生の【18-100L】レナ【14-102L】海神リヴァイアサンを復活させ、ようやくペースを握り返したかと思われましたが、きっちり回答として【13-014R】ラーケイクスを用意していた正義さんが押し切り、2週連続での優勝を勝ち取りました。おめでとうございます!


 『日本選手権 2023 Summer』、今週末は7月2日に静岡県浜松市(L3構築)で開催されます。
 皆さまのご参加をお待ちしております!

『日本選手権 2023 Summer 津予選』TOP4デッキリスト【スタンダード】