第381回:『日本選手権 2023 Spring 鳥栖予選』トーナメントレポート

 公式トーナメント『日本選手権 2023』のレポート。今回は『日本選手権 2023 Spring 鳥栖予選』のレポートをお届けいたします。

日本選手権 2023 Spring 鳥栖予選【L3構築】


 5月13日、佐賀県鳥栖市の「鳥栖商工センター」にて『日本選手権 2023 Spring 鳥栖予選』(L3構築)が開催され、参加者15名によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行なわれました。


 最近L3構築で行なわれた岐阜予選、岡山予選から続けて「4属性WoL」が一番人気となり、実に会場の2/3近くが3属性以上のデッキというカラフルなメタゲームでした。以下がデッキ分布です。

5名:「4属性WoL」
3名:「火雷FFXIII」
1名:「水単」「雷単タッチ氷」「火風」「氷土雷」「氷風土」「氷風雷」「火氷雷夢の三兄弟」

 決勝トーナメントには4勝1敗の4名がそろって進出し、「4属性WoL」2名に「氷風雷」「氷風土」という、すべて3属性以上のデッキが残る結果となっています。  

 決勝戦は3属性デッキどうしの対決を制した「氷風雷」のキルトさんと「4属性WoL」のミラーマッチを制したまっすー@あそくまさんという、昨年10月の『MASTERS 22-23 下関』決勝と同じ組み合わせとなりました。

 1ゲーム目、まっすー@あそくまさんは【19-068R】リディアからスタートというやや苦しい立ち上がり。それに対しキルトさんは【19-019R】ヴィンセントでバックアップを凍結させ、まっすー@あそくまさんの展開を制限していきます。序盤こそつまづいたまっすー@あそくまさんでしたが先に攻め始め、キルトさんはそれに対処しつつじっくり反撃の準備を整えていきます。キルトさんが攻めに転じた返しで、まっすー@あそくまさんは凍結され続けていた4属性目のバックアップを【19-042C】白魔道師でアクティブにし、【19-128L】ウォーリアオブライトをキャスト。攻め始めたことでブロッカーが減っていたキルトさんの隙を効果的に突き、押し切ったまっすー@あそくまさんが1ゲーム目を勝利します。
 ここまでがかなりの消耗戦による決着で、制限時間が残り約20分の状態で2ゲーム目に移ることとなりました。

 2ゲーム目、速やかに勝利したいキルトさんは再び【19-019R】ヴィンセントでバックアップを凍結させていきますが、早々に【19-001R】イフリートで除去されてしまい1ゲーム目のように凍結させ続けることができません。まっすー@あそくまさんは【19-128L】ウォーリアオブライトをキャストしつつ積極的に攻めていきます。
 ここで時間切れとなり延長ターンに入りますが、キルトさんは7点のダメージを与えることができないと判断して投了。熱戦の末にまっすー@あそくまさんが優勝を勝ち取りました。おめでとうございます!


 『日本選手権 2023 Spring』は今週末、5月27日に石川県金沢市(L3構築)、翌28日に神奈川県横浜市(スタンダード)で開催される2つの予選でラストとなります。皆さまのご参加をお待ちしております!

『日本選手権 2023 Spring 鳥栖予選』TOP4デッキリスト【L3構築】