第367回:『MASTERS 22-23 名古屋』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 22-23』のレポート。今回は『MASTERS 22-23 名古屋』(L3構築)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 名古屋【L3構築】


 2月18日、愛知県名古屋市のIMYホールにて『MASTERS 22-23 名古屋』(L3構築)が開催され、参加者35名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行なわれました。


 最近L3で開催された『MASTERS 22-23 大阪』と『MASTERS 22-23 広島』では「水単」の除去を受けにくいモンスターを多く積んだデッキが優勝し、どのようにメタゲームが回るのか注目されました。デッキの分布は以下のとおりです。

5名:「水単」「モールズの夜会」
4名:「氷雷」
3名:「風土」
2名:「火単」「風雷」「風水」「水雷」「土雷」
1名:「風単」「雷単」「水氷」「火氷」「火風」「火水」「火水FFX」「5属性」

 1番人気は「水単」と「モールズの夜会」となり、相変わらず高い使用率を見せました。それに続いた「氷雷」など、モンスター軸のコントロールデッキも引き続き人気を集めました。メタられていた側の「水単」はあずささんが全勝で1位通過するなど復権の兆しを見せており、しどさんの「5属性」デッキなど意欲的なリストも見られました。  

 6回戦を乗り越えて決勝トーナメントに残ったのは「モールズの夜会」が4名、「水単」が2名、「5属性」と「風雷」が1名ずつとなりました。とりわけ「モールズの夜会」はモンスターへの対策となるカードがほとんど有効ではない構成となっているためメタゲーム上の立ち位置がよく、使用者のほとんどが決勝トーナメントに進出し、全員が準決勝まで駒を進めるという完全に勝ち組なアーキタイプとなっています。

 そんな「モールズの夜会」どうしの準決勝を勝ち抜いたのは、マキナんさんと正義さんでした。マキナんさんは【16-070L】麒麟を採用した高い展開力を誇るタイプ。正義さんは【16-067L】エアリスでフォワードのパワーラインを意識した構成です。
 決勝戦は1-1のイーブンで3ゲーム目に突入します。先攻のマキナんさんが一気にオールインして猛攻を仕掛けますが、バックアップを数体出しつつ耐えた正義さんがダメージ6点で踏みとどまり、狙いどおりの【16-067L】エアリスによるサポートも効果的に作用して逆転で優勝を果たしました。おめでとうございます!


 『MASTERS 22-23』、残る3会場もすべてL3構築の大会となりますが、『カスタムスターターセット FINAL FANTASY XIII』の追加によってカードプールが変わります。10枚の新カードは環境にどれほどのインパクトをもたらすでしょうか。今週末は2月26日に福島県福島市(L3構築)で開催されます。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 名古屋』TOP8デッキリスト【L3構築】