第361回:『MASTERS 22-23 大阪』『MASTERS 22-23 諏訪』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 22-23』のレポート。今回は『MASTERS 22-23 大阪』(L3構築)と『MASTERS 22-23 諏訪』(スタンダード)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 大阪【L3構築】

 1月28日、大阪府大阪市の「浪速区民センター」にて『MASTERS 22‐23 大阪』(L3構築)が開催されました。直前まで寒波の影響も危ぶまれましたが当日は特に大きな交通トラブルもなく、参加者45名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦が行なわれました。


 2週前にL3構築で開催された『MASTERS 22‐23 徳島』では「水単」が優勝しており、同じ西日本でのトーナメントでどのように環境が変わるのか注目されましたが、デッキ分布は以下のようになりました。

9名:「水単」
6名:「火単」
4名:「火水」「土雷」「モールズの夜会」
3名:「火氷」「風土」
2名:「氷雷」「水雷」「火氷雷」「火風水」
1名:「火土」「火雷」「風雷」「風土【麒麟】」


 その「水単」が9名と、頭ひとつ抜けた人気となりました。【18-086H】アーシェや【17-113L】グラセラ・ウェズエットなどの豊富な除去でフィールドをコントロールしやすい、対応力の高さが魅力のデッキです。それに続いたのが「火単」で、このデッキも【18-012L】ファリスや【16-019R】ルーネスによるコントロール基調のデッキと言えるでしょう。

 そんなコントロール濃いめのトーナメントを勝ち抜きトップ8に残ったのは「水単」が4名、「土雷」が2名、「風雷」と「火単」が1名ずつという結果になりました。

 先ほど紹介した2つのデッキ以外に触れますと、「土雷」はそれぞれ異なるアプローチを取っており、ザワワさんは【18-068R】リュックを使用した多属性の構成で、チョココロネさんは多くのモンスターと【18-073H】ガルーダ [III]を駆使して【18-086H】アーシェなどをうまく使わせない狙いになっています。
 ただしさんの「風雷」は【18-049R】ユーリィを採用しており、除去への耐性が強みです。これらの雷属性を使用していたリストに共通していたのは複数枚の【17-090R】イクシオンで、「水単」相手に威力を発揮するこの召喚獣は今後のL3構築でも注目の1枚となるでしょう。

 環境を読み切った雷属性を使用していた3名は奇しくも準々決勝で全員が「水単」との対戦に勝利し、決勝はザワワさんとチョココロネさんによる「土雷」デッキどうしの組み合わせとなりました。

 チョココロネさんは【18-073H】ガルーダ [III]をデジョンしてザワワさんのフォワード展開に強烈なプレッシャーをかけ、自身は【18-081H】メリュジーヌや【18-052H】アーリマンなどの【18-073H】ガルーダ [III]から被害を受けないモンスターで攻めていきます。
 2ゲームとも同じ流れで押し切ったチョココロネさんが連勝で『MASTERS 22‐23 大阪』を制し、『MASTERS FINAL』の権利を獲得されました。おめでとうございます!


 L3構築での『MASTERS 22-23』は、今後西日本でも複数の会場で開催されます。環境がどのように推移していくのか目が離せません。

『MASTERS 22-23 大阪』TOP8デッキリスト【L3構築】


MASTERS 22-23 諏訪【スタンダード】


 1月29日、長野県諏訪市の「諏訪市文化センター」にて『MASTERS 22-23 諏訪』がスタンダードで開催されました。こちらも道路状況などへの寒波の影響が心配されましたが、当日は冷え込むものの好天に恵まれ、参加者20名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦が行なわれました。


 各地のスタンダードでのトーナメントで結果を残している「水単」と「風単」に人気が集まり、それらのデッキの共通の弱点である"序盤の脆さ"を狙いすましたデッキも「アバランチ」や「氷単」などさまざまな形で持ち込まれたようです。以下が使用デッキの分布です。

6名:「水単」
5名:「風単」
2名:「火水」「氷雷」「アバランチ」
1名:「火単」「氷単」「土雷」  

 決勝戦は驚異的なEXバーストによる大逆転で準決勝を勝利した「風単」のたるほさんと、【11-130L】セフィロスなどの個性的なカードが異彩を放つ「水単レオ」のけすうゆらはさんの組み合わせになりました。現環境を象徴する風VS水の対戦ですが、両者のカード選択にプレイヤーの個性が光ります。

 1ゲーム目は両者バックアップを並べ合う静かな立ち上がりから、けすうゆらはさんが【11-124H】リルムを出した隙をついて走り出したたるほさんの【16-048H】ジタンが八面六臂の働きを見せます。盗んだ【15-118C】ブルードラゴンで手札を減らさずにキャスト数を稼ぎつつ、フォワード化するアビリティでけすうゆらはさんの【17-110C】クゥダフを実質無効化。さらに【11-114R】サハギンチーフを盗んでまたしても除去耐性を獲得。劣勢でライフも押されていたけすうゆらはさんが投了し、たるほさんが先取します。

 2ゲーム目は早々に【16-126R】レオのキャスト条件を満たしたけすうゆらはさんが攻勢をしかけます。たるほさんも複数回【17-063R】ルッソの7キャストアビリティを発動させて抵抗するものの、何度もキャストされるレオから生み出される圧倒的な物量には追い付くことができません。そのままけすうゆらはさんが【11-130L】セフィロスで押し込み、ゲームを取り返しました。

 3ゲーム目はけすうゆらはさんが1ターン目に【6-108R】イシュガルド教皇のキャストを余儀なくされ、さらに不運が続きます。【4-121C】アダマンタイマイや【5-165S】ラーサーでデッキを掘れども掘れどもコスト4のキャラクターが見つからず、手札にはキャストできないレオばかりが集まります。その間にもたるほさんは順調に展開を続け、十分なキャラクターと【14-042L】雲神ビスマルクが並ぶ盤石の盤面に。
 いよいよ最終ターンかというところでようやく【13-093H】サラが見つかり満を持してレオをキャストしますが、直前のターンに【16-058R】フィーナが雲神ビスマルクのアビリティでたるほさんの手札に戻っているため、オートアビリティを打ち消されたあとでも他のカードとの組み合わせでフォワードを除去できる【14-102L】海神リヴァイアサンをめくらなくてはなりません。そしてめくれたのは……【12-124L】サンクレッド! 制限時間70分を使い切って延長ターンまでもつれ込むマッチとなりましたが、最後はたるほさんが執念でトロフィーを勝ち取りました。優勝おめでとうございます!


 『MASTERS 22-23』、今週末は2月4日に長崎県佐世保市(スタンダード)で開催されます。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 諏訪』TOP4デッキリスト【スタンダード】