第352回:『MASTERS 22-23 静岡』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 22-23』のレポート。今回は『MASTERS 22-23 静岡』(11月12日)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 静岡【スタンダード】

 11月12日、静岡県静岡市・静岡駅直結の商業施設「静岡パルシェ」にて『MASTERS 22-23 静岡』(スタンダード)が開催され、参加者27人によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦が行われました。  

 さわやかな秋晴れのもと、車で遠征された方も多く見られました。トピックとしては先日発売された『対戦デッキ スターターセット ノクティス対アーデン』の専用カードが使用可能となる初の公式トーナメントということで、【18-139S】ノクティスや【18-140S】アーデンを使ったデッキを持ち込んでいるプレイヤーも多かったようです。


以下が参加者のデッキタイプ一覧です。
4名:「風土FFXV」「火雷」
3名:「火単」「モールズの夜会」
2名:「風氷」「風水FFX」
1名:「氷単」「氷単モーグリ」「火風」「氷雷」「土雷」「火土水」「火土アバランチ」「風土モンスター」「風雷忍者」


 決勝トーナメントには「モールズの夜会」×2と「風土FFXV」「風雷忍者」が残りました。新カードが早速結果を出しているのはもちろん、最近のトーナメントではあまり目立っていなかった「モールズの夜会」がトップ4の半分を占めている点も要注目です。

 決勝戦はその「モールズの夜会」をともに下して勝ち上がってきた「風雷忍者」のらっちょさんと、「風土FFXV」のけすうゆらはさんという風属性デッキどうしの対決となりました。

 1ゲーム目、互いにバックアップを並べつつキーカードをサーチする静かな立ち上がり。らっちょさんが【11-045H】エッジのコスト軽減から【11-060C】マイナ、【17-103R】ユウギリ、【11-051C】ツキノワ、【6-097C】忍者と1ターン中に大量展開したところで「はやすぎるよ~」とけすうゆらはさんから思わず悲鳴が漏れますが、返しのターンで負けじと【11-073H】テテオを経由して【16-043H】アトモス、【12-038H】アルテア、【12-048R】チョコラッテ、【16-135S】ルールーという怒涛の展開をぶつけます。らっちょさんは続くターンで2点のダメージを入れ【14-057H】ローザを追加しますが、ここに【17-063R】ルッソのキャスト7回による全体8000ダメージが突き刺さります。らっちょさんは【10-055H】チョコボでなんとか【17-103R】ユウギリだけは手札に回収し再展開を試みますが、ダメ押しとなる2回目の全体8000ダメージが炸裂! そのまま【18-139S】ノクティスで盤石の盤面を築いたけすうゆらはさんがゲームを先取します。

 2ゲーム目も立ち上がりこそバックアップを並べ合いますが、1ゲーム目を受けて長期戦は不利という判断か、らっちょさんは【8-057C】忍者で早期のバックアップ破壊を仕掛けます。爆発的な展開のキーである【11-073H】テテオをブレイクされてしまったけすうゆらはさんは【14-042L】雲神ビスマルクで制圧を狙いますが、らっちょさんはこれも【16-050H】セオドアでブレイクし、逆に【14-042L】雲神ビスマルクをキャストしてマウントを継続、ダメージを5点まで刻みます。しかし、ダメージを受けつつも着実にバックアップを伸ばし手札を貯めこんでいたけすうゆらはさんにここでビッグターンが訪れます。【18-134S】プロンプトのDamage 3のアビリティでサーチした【18-139S】ノクティスでさらに【ジョブ(側近)】をサーチし、サーチの連鎖で稼いだキャスト数でまたしても【17-063R】ルッソによる全体8000ダメージを叩き込みます。展開しつつの全体除去によって1ターンでマウントを取り返すことに成功したけすうゆらはさんが、1ゲーム目と同様に盤石の盤面にたどり着いて勝利しました。


 『MASTERS 22-23』の前半戦で驚異のハイアベレージを見せているけすうゆらはさんは、仙台に続いて2回目の優勝となります。『MASTERS 22-23 FINAL』の参加権利は準優勝のらっちょさんが獲得されました。おめでとうございます!



 『MASTERS 22-23』前半戦も残るは2会場となりました。今週末は11月20日に福岡県福岡市(L3構築)で行なわれます。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 静岡』トップ4デッキリスト【スタンダード】