第344回:『MASTERS 22-23 伊勢崎』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 22-23』のレポート。今回は『MASTERS 22-23 伊勢崎』(10月16日)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 伊勢崎【スタンダード】

 10月16日、群馬県伊勢崎市の「伊勢崎市民プラザ」にて『MASTERS 22‐23 伊勢崎』(スタンダード)が開催され、参加者32人によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦で行なわれました。  

 最近のスタンダードでの『MASTERS』の傾向のとおり、この会場でも参加者の方のデッキ選択が幅広く、さまざまなデッキタイプが見受けられました。


以下が参加者のデッキタイプ一覧です。
5名:「風氷」
4名:「火土アバランチ」
3名:「モールズの夜会」「土雷」
2名:「氷雷」「水雷【16-126R】レオ」
1名:「氷単」「土単モンク」「水単」「水雷クリスタル」「風土」「氷土」「氷雷タークス」「風水空賊」「風水FFX」「火風」「火氷FFⅥ」「火雷」「火水」


 スイスドロー6回戦が終了し、決勝トーナメントは使用率で上位2つの「風氷」「火土アバランチ」が2つずつで占めるかたちとなりました。群雄割拠なメタゲームの中でも少しずつ有力デッキが見えてきているのがうかがえます。

 決勝戦は、1か月前の『第四期名人位決定戦』でもトップ4に入賞された「火土アバランチ」のぬるたさんと、予選ラウンドを全勝で1位通過された「風氷」のあーきさんの組み合わせとなりました。

 1ゲーム目、あーきさんは序盤から「火土アバランチ」に主導権を渡さないように【12-116L】ロックと【12-038H】アルテアを駆使して相手の手札とバックアップを縛りつつダメージレースを優位に進めますが、着実にバックアップを伸ばし続けたぬるたさんはパーティーアタックを決められるまでリソースを溜めこみ、【15-132S】ジェシーから【15-139S】クラウドとつなげて一気に盤面を取り返します。そのまま押し切ったぬるたさんが先勝しました。

 2ゲーム目、ぬるたさんはアバランチの王道スタートであるバックアップ1体のフィールドから【14-121L】バレット、【15-132S】ジェシーと【15-134S】ビッグスのパーティーアタックで一気に仕掛け、序盤の主導権を握ります。あーきさんも【14-049H】テュポーンで相手のフォワードを削りつつ、次のターンでの複数キャストを狙って力を溜めるプランを選択しますが、その機を逃さず【15-139S】クラウドが【14-120H】ティファを復活させつつ全体にヘイストを掛けてアバランチたちが駆け抜け、ぬるたさんが2ゲーム連取で優勝を決めました。

 ぬるたさんは『第四期名人位決定戦』で権利を獲得していたため、『MASTERS FINAL』の権利はあーきさんが獲得されました。おめでとうございます!



 『MASTERS 22-23』、今週末はようやく今シーズン初の北日本での開催です。10月23日に宮城県仙台市(スタンダード)で行なわれます。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 伊勢崎』トップ4デッキリスト【スタンダード】