第341回:『MASTERS 22-23 神戸』トーナメントレポート

 動き始めた新たな公式トーナメント『MASTERS 22-23』。引き続きご参加にあたっては事前受付をお願いしておりますが、今後の会場でも多くの方からご応募をいただいており誠にありがとうございます。今後は社会の状況を見ながら、より参加しやすい形式を検討していきたいと考えております。

 今回は西日本での開幕戦『MASTERS 22-23 神戸』(9月25日)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 神戸【L3構築】

 9月25日、兵庫県神戸市の「三宮コンベンションセンター」にて『MASTERS 2022-23 神戸』(L3構築)が参加者44名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で開催されました。  

 L3構築でのイベントは今とカードプールもすっかり異なる『自宅名人戦』以来、そして公式トーナメントでは初めてということで、どのような環境になるか手探りでのスタートとなりましたが、各テーブルでは直近3セットのさまざまなカードが見られました。

参加者のデッキ分布は以下のとおりです。
10名:「モールズの夜会」
7名:「水雷」
5名:「火氷」
4名:「風水」
3名:「火風」
2名:「氷単」「風雷」「土氷」「氷雷タークス」
1名:「火単」「火雷」「土雷」「氷水」「火水」「氷雷」「火風水」

 1番人気はスタンダードでも人気の「モールズの夜会」でした。L3構築では【16-065C】アンバーが禁止カードに制定されており【16-075R】シンジュへのアクセスが難しくなっていますが、サーチの役割を【16-122R】マーシュが担っている構築が目立ちました。
 それに続く2番人気は「水雷」でした。スタンダードでも活躍している【17-113L】グラセラ・ウェズエットと耐久性のある【17-092R】オーを擁する、フォワードを除去するのに長けたデッキです。

 新鮮な環境でのスイスドローを勝ち抜き、決勝トーナメントに残ったのは「モールズの夜会」×2、「土氷」×2、「水雷」×2、「火氷」×1、「火風」×1となりました。「土氷」デッキは前週の『MASTERS 22-23 千葉』でもトップ8入りしていた2人が持ち込んで勝ち上がっており、高いアベレージをたたき出しています。

 そのお2人をともに準決勝で下して決勝に臨んだのは「水雷」デッキのANNKAKE@あそくまさんと「火氷」デッキのai-fftcgさんでした。決勝戦は互いのデッキの除去のベクトルの相性もあってか、2ゲームとも【17-113L】グラセラ・ウェズエットと【17-092R】オーによる除去でフィールドをコントロールし続けることに成功したANNKAKE@あそくまさんの勝利となりました。優勝おめでとうございます!



 『MASTERS 22-23』、今週末は10月1日に山口県下関市(スタンダード)で開催されます。しばらくはスタンダードでの大会が続きますので、「反撃の雄たけび」環境のメタゲームがどのように動いていくのか注目です。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 神戸』トップ8デッキリスト【L3構築】