第335回:『第四期 名人戦 東北地区予選』『第四期 名人戦 四国地区予選』トーナメントレポート

 『第四期 名人戦』全国10か所での地区予選も、いよいよ最終盤です。

 今回は『第四期 名人戦 東北地区予選』(7月9日・仙台)と『第四期 名人戦 四国地区予選』(7月10日・徳島)のもようをお届けいたします。

第四期 名人戦 東北地区予選

 7月9日、宮城県仙台市のPARM-CITY 131にて『第四期 名人戦 東北地区予選』が参加者13名によるスイスドロー4回戦+プレーオフ1回戦で行われました。

 デッキ分布は久しぶりに「風単」が1番人気となり、すっかりトップメタになった「モールズの夜会」、パーティーアタックを軸とする新進気鋭の「火氷」と続きました。攻勢に転じる前に、多少のEXバーストでは揺るがない強固な盤面を作り上げられるデッキに人気が集まったようです。「火氷」は【16-033C】セリスや【16-093R】ノクティスで1回のアタックのリターンを上げるという、EXバーストのリスクを上回るリターンを狙うアプローチにより、バースト対策と速度の両立がうまく機能している印象を受けました。


参加者のデッキ分布は以下のとおりです。

3名:「風単」
2名:「モールズの夜会」「火氷」
1名:「火土アバランチ」「火土」「水単」「火水」「氷風」「風土テテオ」

 優勝はいわゆるキャスト型の「風単」を使用された、『MASTERS 2021 THE AFTER』チャンピオンのひれひれ(∵)さんでした。【PR-110】ライトニングを駆使し、相手のブロッカーをどかすだけでなく自分の【3-056H】ジタンを使い回すなど、変幻自在の攻めが印象的でした。天敵の【16-133S】ブラスカが増えたことを受けて【16-056R】デブチョコボを採用しないなど、環境を見通してのカード選択もお見事と言えるでしょう。

 『名人位決定戦』の参加権利はひれひれ(∵)さんがすでに獲得していたため、繰り下がりで2位のラウさん(火氷)と、プレーオフを通過した彩華さん(火氷)が獲得されました。おめでとうございます!

『第四期 名人戦 東北地区予選』上位・通過者デッキリスト


第四期 名人戦 四国地区予選


 7月10日、徳島県徳島市のあわぎんホールにて『第四期 名人戦 四国地区予選』が開催され、参加者27人によるスイスドロー5回戦+プレーオフ1回戦で行われました。

 参加者のデッキは依然として「モールズの夜会」が目立ったものの、それ以外は使用者1名のみのものが全体の半数以上を数え、きわめて多岐にわたるラインナップとなりました。  


以下が参加者のデッキタイプ一覧です。

8名:「モールズの夜会」
3名:「氷土」
1名:「火単」「氷単」「水単」「氷風」「氷水」「火土」「火氷」「火水」「水雷レオ」「火風水」「火土水」「土水タッチ火」「王の剣」「土風テテオ」「氷雷タークス」「アバランチ」

 そんな群雄割拠の大会を全勝で優勝したのは、【15-083L】リディアを軸とする「火土水」デッキのレオンさんでした。「光の使者」環境の中心となった【14-116H】マシュリーを使うデッキの中でも特に難しいプレイングを要求されるタイプの1つで、多種多様なデッキへの対応力が求められた大会を全勝されたというのは、レオンさんの技量がうかがえる結果と言えるのではないでしょうか。

 また、今回3名が使用して2番人気となった「氷土」デッキは1名を『名人位決定戦』に送り出す結果となり、コンボ・コントロールデッキを意識したカード選択が光る、注目の新デッキとなりそうです。

 『名人位決定戦』の参加権利はレオンさんと2位のエミヤさん(モールズの夜会)、そしてプレーオフを通過した三日月さん(氷土)と正義さん(モールズの夜会)の4名が獲得されています。皆さまおめでとうございます!



 数々のデッキが生み出されてきた「光の使者」環境もそろそろクライマックス。今週末は7月16日に東京都新宿区で、ラストの予選となる『第四期 名人戦 東京地区予選』が開催されます。

 最後まで皆さまのご参加をお待ちしております!

『第四期 名人戦 四国地区予選』上位・通過者デッキリスト