第311回:Card of the Week 今週の一枚(2022/02/14)
みなさんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。先週から始まりました、4月15日発売のブースターパック『光の使者』の「今週の一枚」、楽しんでいただけていますでしょうか。
今回は火属性の2枚のレジェンドのうちの1枚、【16-020L】ルッソを紹介したいと思います。『ファイナルファンタジータクティクスA2 封穴のグリモア』の主人公ルッソは何度かカード化されていますが、火属性のカードは今回が初めてとなります。新たな属性で登場するルッソがどういうカードなのかさっそく見ていくことにしましょう。
【16-020L】ルッソ
【16-020L】ルッソはコスト6でパワー5000のフォワードですが、これだけ見るとコストに対してパワーが低すぎる感じがします。しかしそういうカードは強力なアビリティを持っているのが『FFTCG』でのセオリーです。そういうわけでさっそくルッソのアビリティを見ていくことにしましょう。
ルッソは2つのオートアビリティを持っています。1つは「あなたのアタックフェイズ開始時、あなたの受けているダメージが5点以下の場合、あなたのデッキをシャッフルし、その後あなたのデッキの1番上のカードを公開する。それが火属性のキャラクターカードの場合、それをフィールドに出してもよい。」というアビリティです。あなたのデッキが「火単」の場合、ルッソは毎ターン高確率でキャラクターをフィールドに送り込むこともできるのです! しかもデッキからなので手札が減ることもありません。コストの制限もないので、【13-130S】ランジートや【12-012L】テンゼンのような重めのカードを出すことも可能です。さらに言えば、火属性を持つ多属性のキャラクターを出すこともできます。すでにフィールドに出ている(一般アイコンを持たない)キャラクターや召喚獣がめくれたときはハズレとなってしまいますが、毎ターン発動することを考えたら仕方ないリスクと言えるでしょう。
続いてもう1つのアビリティですがDamage 6がついているため、ダメージ5点以下で発動する1つ目のアビリティと共存することはできません。ですが、そのアビリティがよりパワーアップするイメージになります。なぜなら「あなたのアタックフェイズ開始時、火属性のキャラクターカード1枚をサーチし、フィールドに出してもよい。」というアビリティだからです。どうなるかわからないシャッフル後のデッキの1番上のカードではなく、そのときに必要なカードを確実に持ってこられる必殺のアビリティになるというわけです。ダメージを6点受けている状況のため、一歩間違えると自分が敗北してしまう背水の陣ですが、火属性には自身がダメージを受けるカードがそろっているので、あえて狙ってみるのも悪くないと思わせてくれます。
相性のよいカード
それでは最後に【16-020L】ルッソと相性のよいカードをいくつか紹介していきます。ルッソを手札に持ってこられるという点では【5-103R】ガリークランのシド、あるいは【9-063L】ガブラスなどがあるのですが、どちらも火属性ではないのでルッソを全力で使うタイプのデッキとは相性がよくないかもしれません。
しっかり火属性に寄せるのであれば【9-014L】ネール、【13-130S】ランジート、【11-015L】ブラスカの究極召喚獣、【14-006R】焔神イフリート、そしてバックアップの【14-012C】コウジン族あたりが一緒に使用されそうです。また、【ジョブ(侍)】ベースの「火単」に入れても悪くないと思います。【12-012L】テンゼンが早々にめくれたら大きなアドバンテージを稼ぐことができますし、【15-006H】カイエンや【8-137S】ゴウセツなどでもかなりうれしい結果になるはずです。「火単」デッキの新たな主力として活躍してくれそうですね。
今回の【16-020L】ルッソはいかがだったでしょうか。みなさんのデッキ構築意欲を刺激してくれることを祈って、今週はこのへんにしたいと思います。
来週はTimが図書館に潜んでいそうなキャラクターを紹介してくれます。お楽しみに。