第310回:Card of the Week 今週の一枚(2022/02/04)

 皆さんこんにちは、リシェルです。ブースターパック『光の使者』での「今週の一枚」を再開するために戻ってきました!

 今回はボックスに必ず1枚封入されている、購入特典のフルアートのプレミアムカードを一発目に紹介したいと思います。それではさっそくですが、【16-067L】エアリスについてお話ししましょう!

【16-067L】エアリス

 ご覧のとおり、これは『FINAL FANTASY VII REMAKE』のエアリスであり、原作『FINAL FANTASY VII』のキーアートへのオマージュとなっております。過去に登場した『REMAKE』のエアリスは 【カテゴリ(VII)】 テーマのデッキでプレイする必要がありましたが、今回のエアリスははるかに柔軟に活用できます。彼女は【ジョブ(アバランチ)】テーマのデッキだけでなく、土属性のCPを作り出せるデッキであれば正直なんでもハマります。

 【16-067L】エアリスは、コスト2、パワー5000、【カテゴリ(VII)】と【ジョブ(古代種)】のフォワードで、彼女の『REMAKE』での描写にふさわしい非常に強力なアビリティをいくつか備えています。そのひとつが、「あなたのコントロールするエアリス以外のフォワードのパワーを+2000する。」というフィールドアビリティです。

 それに続くアビリティは、読むべきテキスト量は多いのですが内容は実にシンプルで、「エアリスがフィールドからブレイクゾーンに置かれたとき、エアリスをゲームから除外してもよい。そうしたとき、エアリスにリレイズカウンターを3つ置く。」「あなたの第1メインフェイズ開始時、エアリスにリレイズカウンターが1つ以上置かれている場合、エアリスからリレイズカウンターを1つ取り除く。その後、エアリスにリレイズカウンターが置かれていない場合、エアリスをフィールドに出す。」とあります。つまり、エアリスがブレイクされた場合でも、彼女をちょっと休ませたら3ターンで戻ってくるというわけです。

相性のよいカード

 彼女のフィールドアビリティを考えると、彼女がリレイズされることで再登場した際に大きな後押しになることを意味しています。「ヘイスト」をふんだんに取り入れたデッキに入れることは彼女を確実に活用できるすばらしい方法になるため、先ほど触れたように、【ジョブ(アバランチ)】の仲間たちがぴったりです、なにしろ【14-121L】バレットが全員にヘイストを与えられるものですから。加えて、【8-085C】マリンは通常バレット、クラウド、ティファに頼るデッキにとってすばらしいバックアップなのですが、エアリスも加わって新たな選択肢が生まれます。そしてさらに、土属性なのでそれらのカードにそのままマッチする点でも使いやすいですよね。

 あるいは、直近の禁止カードの制定などで少し打撃を受けた「土水」デッキですが、現状の環境においてもまだ戦えるだけのポテンシャルがあります。このデッキは2CPのフォワードを好み、【16-067L】エアリスも無理なく使用できることでしょう。特に彼女の持つアビリティによって【13-119L】ソフィのパワーは+2000され、彼女をコントロールしていることから【13-119L】ソフィ自身のアビリティによってさらにパワーは+2000されるので、もう1体だけ土か水属性のフォワードがいれば【13-119L】ソフィの持つアビリティが発動するということを意味しています。

 最後に、最近人気の土属性のカードとして【14-062L】岩神タイタンが挙げられますが、このカードと【16-067L】エアリスは完璧な組み合わせです。【14-062L】岩神タイタンがフィールドに出たときに自動的にそのオートアビリティを強化します。つまり、【14-062L】岩神タイタンがより多くのフォワードを打ち倒す力を持てるということです。【16-067L】エアリスもブレイクされてしまうとはいえ、リレイズのカウントが開始するので、彼女が戻ってくるのは時間の問題でしかありません。総じて【16-067L】エアリスは粘り強くフィールドに戻ってきて戦い続けるため、1枚取り入れるだけでも土属性デッキの強力な底上げとなるように感じます。


 みなさんはどう思われますか? この新しい【16-067L】エアリスに期待していますか? 「今週の一枚」が再開したことで、どのようなカードが紹介されることを願っていますか?

 次週、景山さんがほか2種類の属性ですでに登場しているものの、初めて火属性での力を披露するために戻ってくるキャラクターを紹介します。


 それでは、また次回お会いしましょう!  



 ~リシェル