第309回:『MASTERS 2021 佐世保』トーナメントレポート

 残念ながら『MASTERS 2021』の日程は再び延期となってしまいましたが、イベントの再開と皆さまとの再会を心待ちにしつつ、『MASTERS 2021 佐世保』(スタンダード)のもようをお届けいたします。

MASTERS 2021 佐世保【スタンダード】


 1月8日、長崎県佐世保市の「アルカスSASEBO」にて『MASTERS 2021 佐世保』が参加者11名によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行なわれました。

 昨年末の禁止・制限カードの施行という変化と『第3期名人位決定戦』でトッププレイヤーたちによって提示されたデッキリストを受け、新たなステージに突入した「クリスタルの支配者」環境。この大会でもプレイヤーの皆さんのデッキは多士済々で、「空賊」の2個以外は「王の剣」「火単」「火単侍」「バイキング」「水雷」「火水雷」「土水」「火土水」「水氷」が1個ずつと、かなりばらけた構成となりました。

 決勝は「火単」のやぶさんとのコントロール対決を制した「土水」のサトツさんと、「空賊」のさむぞうさんを下した「火土水」のモウハさんのマッチとなりました。  

 召喚獣を軸としてフィールドの制圧を狙うデッキどうしの対決となりましたが、ここで勝敗のカギを握ったのが、サトツさんの「土水」で【13-120H】ドーガと入れ替わるかたちで採用された【10-078H】ドーガでした。

 1ゲーム目で初動がうまくいかなかったモウハさんをバックアップのブレイクでそのまま完封すると、続く2ゲーム目でもモウハさんが2ターン目に展開した【15-083L】リディアと【15-011L】パロムを【15-117R/9-113H】ファムフリートで対処したところで【10-078H】ドーガを着地させ、強烈すぎるプレッシャーをかけます。

 モウハさんも再度【15-083L】リディアをキャストして打開を図りますが、サトツさんの【15-120H】マインドフレアによって【15-083L】リディアと【15-011L】パロムが相手のフィールドに並んでしまい、やむなく投了。2022年最初の『MASTERS 2021』はサトツさんの優勝となりました。おめでとうございます!





  冒頭でも触れましたが、新型コロナウィルス感染の急拡大を受けまして、『MASTERS 2021』の残りの日程はすべて延期となりました。
 残り4か所というところでの延期は非常に残念ですが、イベントが再開したあかつきには、また皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。2022年も可能なかぎり各種イベントを盛り上げていきたいと考えておりますので、今年も『FFTCG』の公式トーナメントをよろしくお願いいたします。

『MASTERS 2021 佐世保』TOP4デッキリスト