第293回:『MASTERS 2021 神戸』『MASTERS 2021 岐阜』トーナメントレポート

 10月の連戦も軌道に乗り始めた『MASTERS 2021』。先週末は近畿・東海で後半戦2度目の大会が行なわれました。

 今回は『MASTERS 2021 神戸』(スタンダード)と『MASTERS 2021 岐阜』(L6構築)のもようをお届けいたします。

MASTERS 2021 神戸【スタンダード】

 10月16日、兵庫県神戸市の「三宮コンベンションセンター」にて『MASTERS 2021 神戸』(スタンダード)が開催され、参加者19人によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。


 前週のスタンダードでの『MASTERS 2021 浜松』『MASTERS 2021 千葉』の結果を受け「土水」と「火水」の人気が高く、それぞれ使用者が4名ずつの一番人気でした。次点で「水単」が3名と、水属性がメタゲームの中心となっているようです。

 決勝戦はチョココロネさんとエミヤさんによる「土水」デッキのミラーマッチとなりました。

 勝負は1ゲーム目から一進一退の攻防が続き、制限時間を超え3ゲーム目のサドンデスにまでもつれ込みます。最後はチョココロネさんが、エミヤさんの【13-093H】サラによる【14-116H】マシュリーのサーチを看破して、スタックの【9-068H】ドラゴンによってブレイクゾーンを除外し、勝敗を決する1点をもぎ取りました。おめでとうございます!  

『MASTERS 2021 神戸』TOP4デッキリスト


MASTERS 2021 岐阜【L6構築】


 10月17日、岐阜県の「岐阜市文化センター」にて『MASTERS 2021 岐阜』(L6構築)が開催され、参加者14人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。

 後半戦でのL6構築の大会では「土水」が好成績を収めていましたが、その結果を受けてどのようなデッキが使われるかに注目が集まりました。実際のデッキ分布は「土水」ももちろん人気でしたが、「火単」「火水」もそれに次いで多く、「土水」に火属性で勝ちにいくプレイヤーが多く見られました。

 そんななかで決勝トーナメントに残ったのは「火水」が2人、「火単」と「土水」が1人ずつとなり、火属性を使うという選択は功を奏していたようです。

 決勝戦に進んだのは「火水」のぱっつぁんさんと「土水」のしらたまさんでした。

 決勝はドロー力と展開力で勝る「土水」が攻め、それを「火水」が受けるという構図の試合になります。序盤から攻めてくる「土水」に対し、早い段階でのEXバーストや【14-116H】マシュリーでのバウンスで時間を稼いでいる間にバックアップをそろえた「火水」がリソース面で互角になり、そこから相手の攻めをさばききってデッキ切れに持ち込むという流れで、2本連続で「火水」が勝利しました。
 優勝されたぱっつぁんさん、おめでとうございます!

 翌週の大津に向けてL6構築はここからさらに環境が動いていくのか、今から楽しみです。



 今週末は10月23日に滋賀県大津市(L6構築)、10月24日に埼玉県さいたま市(スタンダード)で開催予定です。

 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

『MASTERS 2021 岐阜』TOP4デッキリスト