第291回:『MASTERS 2021 浜松』『MASTERS 2021 千葉』トーナメントレポート

 再開した『MASTERS 2021』。初週のL6構築での2連戦に続き、今週はスタンダードでの大会が行なわれました。

 今回は『MASTERS 2021 浜松』と『MASTERS 2021 千葉』(ともにスタンダード)のもようをお届けいたします。

MASTERS 2021 浜松【スタンダード】

 10月9日、静岡県浜松市の「アクトシティ浜松」にて『MASTERS 2021 浜松』(スタンダード)が開催され、参加者12人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。浜松、そして東海地域での『MASTERS』は実に2年と1か月ぶりの開催となります。


 『MASTERS 2021』再開後初となるスタンダードの大会ということでさまざまなデッキが見られましたが、特に【14-118H】シュテル・リオニスに人気が集まり、半分以上のプレイヤーがこのカードを採用していました。
 そのような環境の中、決勝トーナメントには【14-118H】シュテル・リオニスを最大限生かした「水氷」が2名と「風単」「火水」が残りました。

 準決勝は「水氷」のヒロさんとらっちょさんが勝ち残り、ミラーマッチでの決勝となります。

 お互いにバイキングを並べあうため、それを除去できる【12-105L】ユウナか【14-118H】シュテル・リオニスのいずれかがフィールドに残ったほうが有利になる展開で、決着は3本目に。
 最終ゲームは序盤からバイキングと【14-118H】シュテル・リオニスを一気に展開する動きでそのまま押し切り、らっちょさんが勝利されました。おめでとうございます!


 『MASTERS 2021』のスタンダードは始まったばかり。翌日の千葉とあわせた今週の結果を受けてどのようなデッキが出てくるかが楽しみです。

『MASTERS 2021 浜松』TOP4デッキリスト


MASTERS 2021 千葉【スタンダード】


 10月10日、千葉市中央区の「千葉市文化センター」にて『MASTERS 2021 千葉』(スタンダード)が開催されました。参加者37名でのスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行なわれました。

 前日に同じくスタンダードで行なわれた『MASTERS 2021 浜松』でワンツーフィニッシュを飾ったばかりの「水氷」も目立つなか、【12-016C】ブレイズや【3-087H】断罪の暴君ゼロムスなどを採用して「水氷」を強く意識したデッキが早くも見られました。プレイヤーの皆さんの対応力には驚かされます。

 決勝トーナメントには「火水(アクスター)」「水氷(バイキング)」「ヴァーサタイル」「ヴァーサタイル(MOBIUS)」「風単(チョコボ)」「土単(モンク)」「土水(ドーガ)」「火雷」と、多種多様なデッキが進出しました。

 決勝戦は前日からの連続優勝を狙う「水氷」のらっちょさんと、『自宅名人戦』でもめざましく活躍された「土水」のReimen Moriokaさんの対戦となりました。

 Reimen Moriokaさんが先勝しての2ゲーム目。1ゲーム目の展開をなぞるように、「水氷」がすばやく展開した【2-035H】シェルクや【13-097C】バイキングを「土水」が【13-120H】ドーガや【11-064L】アーシュラで受け止める立ち上がりとなります。
 らっちょさんは【7-033R】スノウなどを駆使して膠着した盤面の突破を試みるものの、【13-118C】セーラ [MOBIUS]や召喚獣で頭数を減らされ、攻防の中で【13-119L】ソフィがカードを引き続けたことでゲームはReimen Moriokaさんに傾きます。最後はトップデッキした【14-113R】リヴァイアサンで一気にこじ開けたReimen Moriokaさんが2-0のストレートで優勝を勝ち取りました。おめでとうございます!

 早くもメタゲームが動きはじめた『MASTERS 2021』。来週からどんなデッキが出てくるのかとても楽しみです。



 今週末は10月16日に兵庫県神戸市(スタンダード)、10月17日に岐阜県岐阜市(L6構築)で開催予定です。

 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

『MASTERS 2021 千葉』TOP8デッキリスト