第290回:Card of the Week 今週の一枚(2021/10/15) 

 皆さん、こんにちは! リシェルです。次のセット『クリスタルの支配者』を取り上げ、「今週の一枚」を再開できることをうれしく思います。

 私が最初にご紹介したいカードは『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』から、【15-094L】ニックスです。

【15-094L】ニックス

 さて、ニックス・ウリックは以前、【11-097H】ニックスとして登場したことがあります。どちらのコンセプトも【ジョブ(王の剣)】とブレイクゾーンに関連しています。ただし、『Opus XI』のニックスはアビリティの1つとしてあなたのキャラクターをブレイクゾーンに置くのに対して、今回新しく参戦する【15-094L】ニックスは、彼が持つ2つのアクションアビリティの代価としてブレイクゾーンに置かれているキャラクターをゲームから除外することになります。

 アクションアビリティを発動させるリソースとして、ブレイクゾーンに置かれているカードを活用することが非常に強力な技につながる様子は、【14-116H】マシュリーのようなキャラクターですでにおわかりかと思いますので、同じくそのようなアビリティの発動条件を持つ【15-094L】ニックスについて深掘りしていくのが楽しみです。それでは見ていきましょう!

 【15-094L】ニックスはコスト3、パワー7000、雷属性のフォワードで、【カテゴリ(XV)】の【ジョブ(王の剣)】です。彼のアクションアビリティは次のとおりです。
『ブレイクゾーンにある【ジョブ(王の剣)】1枚をゲームから除外する:ターン終了時までニックスのパワーを+1000し、先制攻撃と「ニックスは対戦相手のアビリティによっては選ばれない。」を得る。』そして、『ブレイクゾーンにある【ジョブ(王の剣)】5枚をゲームから除外する:コスト5以下の【カテゴリ(XV)】のフォワード1枚をサーチし、フィールドに出す。』です。

相性のいいカード

 【ジョブ(王の剣)】のキャラクターを使ってニックスを守る、もしくはデッキから【カテゴリ(XV)】のフォワードをサーチしてフィールドに出すという選択肢を持つ【15-094L】ニックスは、絶対的な威力を持っています。【15-094L】ニックスの2つめのアビリティを読んだときに組み合わせとして真っ先に頭に思い浮かぶのは、「土雷【XV】」デッキに強力なブーストを与えることのできる【12-122L】レギスです。
 【15-094L】ニックスがいて、さらにはブレイクゾーンに多くの【ジョブ(王の剣)】がある場合、対戦相手はきっと【12-122L】レギスによってほかのフォワードをブレイクゾーンから復活させるのを阻止するためにも【15-094L】ニックスを対処するべく狙いを定めますが、【15-094L】ニックスを守るアビリティを発動させれば、召喚獣や彼を「選ぶ」ことをしないアビリティを使わないかぎり、【15-094L】ニックスを処理できません。さらには、先制攻撃とパワーの増加によって、彼のアタックをブロックすることも、こちらからアタックをしかけることも 、どちらも恐らく対戦相手にとってはリスクになるでしょう。


 【12-122L】レギスや【ジョブ(王の剣)】以外で【15-094L】ニックスと相性のよさそうな組み合わせとして思い浮かべたのは、一見すると若干変化球ではありますが、一度検討してみる価値があるのではないかと思うカードです。
 そのカードとは、【11-023H】 ヴァーサタイルです。このキャラクターはトーナメントである程度の人気を博しており、実によい結果を出しています。【15-094L】ニックスは【11-023H】ヴァーサタイルのアビリティで手札に加えられるコストではないものの、(彼をブレイクゾーンから手札に復活させることができる)【11-102C】リベルトはその心配がありません。【ジョブ(王の剣)】のキャラクターたちと【11-023H】ヴァーサタイルを混ぜ合わせる場合、具体的にどのようなデッキリストにするのか? トリッキーかもしれませんが、検討してみる価値はあると思います!


 総じて【15-094L】ニックスは非常に汎用性が高く、『KINGSGLAIVE』の同胞たちと組み合わせることで強敵となりうるフォワードです。
 とはいえ、現時点ではまだ多くの王の剣が存在していませんよね……? これは、何とかする必要があるみたいです。
 『クリスタルの支配者』にてさらなる『KINGSGLAIVE』キャラクターの登場にどうぞご期待ください!


 次回は景山プロデューサーが「大きく成長する」キャラクターを紹介します!

 それでは、また次回!


 RB