第283回:『MASTERS 2021 伊勢崎』『MASTERS 2021 枚方』トーナメントレポート

 再始動した『MASTERS 2021』、先週末からは西日本でも開催することができました。
 今回は『MASTERS 2021 伊勢崎』と『MASTERS 2021 枚方』(ともにスタンダード)のもようをお届けいたします。

MASTERS 2021 伊勢崎【スタンダード】

 7月3日、群馬県の「伊勢崎市民プラザ」にて『MASTERS 2021 伊勢崎』(スタンダード)が参加者14人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で開催されました。

 参加者のデッキ分布は
「土水」×7
「氷単」×2
「土単」「火単」「火氷」「風土」「土雷水」×1
 と、参加者の半数以上が【13-119L】ソフィを主軸にしたモンクデッキを選択する形となりました。

 構成も同型対決を意識した【9-114C】不浄王キュクレインなどが多く採用されていたりと、環境への読みが光るデッキリストが多い印象でした。

 決勝戦はその「土水」デッキで勝ち上がったしょーちゃんさんと、唯一「土水」以外のデッキで決勝トーナメントに残った「氷単」のちょーぎょーじさんの対決となりました。

 試合はお互いが1ゲームずつ取り合って3戦目にもつれ込みます。それまでの2ゲームでは1ターン目に【12-110L】ネオエクスデスでスタートしていたちょーぎょーじさんでしたが、バックアップを2枚キャストする落ち着いた走り出しから【13-031R】ラグナの凍結アビリティを活かしてしょーちゃんさんのバックアップを縛るプレイングで攻め切り、みごと優勝を果たしました。おめでとうございます!

『MASTERS 2021 伊勢崎』TOP4デッキリスト


MASTERS 2021 枚方【スタンダード】


 7月4日、大阪府枚方市の商業施設・ビオルネ内のレンタルスペース「ビィーゴ」にて『MASTERS 2021 枚方』(スタンダード)が開催され、参加者30人によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦で行なわれました。

 同じくスタンダードで開催された前週の『MASTERS 2021 諏訪』では「氷風」が優勝という結果を受けての大会でしたが、会場を見渡すと「スカリー」と「土水」が人気デッキだったようです。

 予選ラウンド6回戦を終え、決勝トーナメントに勝ち進んだのは「氷風」「火土TA」「スカリー」×2でした。「スカリー」はトップ4に2人が入り、人気と強さを裏付ける結果となっています。 「氷風」デッキは『MASTERS 2021 諏訪』の優勝デッキとは少し異なり、【カテゴリ(Ⅷ)】のカードが多く採用されています。 「火土」デッキは【11-020C】リルティや【11-072R】デシにより、【11-017H】マーシュと【11-063L】リッツをそろえやすくなっています。

 決勝に駒を進めたのは「氷風」デッキのるーさんと、「スカリー」の同型対決を制して勝ち上がったriruさんでした。

 1ゲーム目、riruさんが3種類のスカリーと【5-068L】ヤ・シュトラをそろえ盤石の構えを見せますが、るーさんは【12-114R】バラライからバックアップをアクティブにするカードを4回キャストし【5-068L】ヤ・シュトラを乗り越えてriruさんのフォワードを全滅させ、そのまま勝利を収めます。

 2ゲーム目、るーさんはバックアップを引けず【13-032H】リノアからスタート。そのままアタックを仕掛けますが、ダメージで【11-072R】デシと【13-115L】ゴルベーザが続けてめくれてしまい、次のターンに3体のスカリー、【5-068L】ヤ・シュトラ、【3-065L】バッツに【12-116L】ロックという展開をされてしまいます。そのまま一気にriruさんが取り返しました。

 勝負の3ゲーム目、riruさんが【11-072R】デシからの少し鈍いスタートになるなか、るーさんは【12-115C】リュック、【12-116L】ロック、【13-031R】ラグナで相手のバックアップを凍結させながら展開していきます。riruさんは【1-107L】シャントットをキャストしリセットを狙いますが、【12-038H】アルテアで【13-031R】ラグナを手札に戻したるーさんが次のターン以降も再展開で攻勢を切らさず、そのまま押し切って優勝をたぐり寄せました。おめでとうございます!



  今週末は九州と中国地方でも再開となる『MASTERS 2021』。7月10日に佐賀県鳥栖市(L6構築)、7月11日に山口県下関市(スタンダード)で開催予定です。

 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

『MASTERS 2021 枚方』TOP4デッキリスト