第272回:Card of the Week 今週の一枚(2021/03/12) 

 皆さん、こんにちは。リシェルです。私から『Opus XIII ~クリスタルの輝き~』の「今週の一枚」で紹介させていただく2枚のカードのうち、今回が2枚めとなります。今回のカードは、FFTCGでこれまでに登場したことがあるキャラクターの新バージョンではあるのですが、なんと、『Opus I』以来の登場になります! 今週の一枚は、【13-090L】オヴェリアです。

 オヴェリアは『ファイナルファンタジータクティクス』のキャラクターですが、彼女のカードに描かれているアートワークは、内容がアップデートされたPSP版『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』のものです。物語を通して、イヴァリースの玉座を巡り彼女を利用しようとするキャラクターが多数登場します。政治的な有用性だけではなく、彼女には白魔道士としての実力もあり、バトルフィールドでは素晴らしい白魔法を操ります。それでは、彼女のカードを見ていきましょう。

【13-090L】オヴェリア

【13-090L】オヴェリアは、コスト3の水属性のバックアップで、【カテゴリ(FFT)】の【ジョブ(王女)】です。彼女には、「あなたのコントロールする【カテゴリ(FFT)】のフォワードがフィールドからブレイクゾーンに置かれたとき、カードを1枚引く。このアビリティは1ターンに1度しか発動しない。」というオートアビリティがあります。

 また、彼女には『マバリア』というスペシャルアビリティも備わっています――「《S》《ダル》:あなたのコントロールするフォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれにヘイストと「自身がフィールドからブレイクゾーンに置かれたとき、自身をブレイクゾーンからダル状態でフィールドに出す。』を与える。」

相性のいいカード

 1つめのアビリティは、彼女がイヴァリースの世界で持つ政治力を彷彿とさせる内容です。彼女がフィールドに出ていれば、自分の【カテゴリ(FFT)】のフォワードが倒されることがプラスになってしまうのです! これが【カテゴリ(FFT)】にとって大きな後押しになることは確実です。先日発表された【13-121R】ラムザ、そしてこれまでの【10-103R】ラムザや【3-119L】ラムザなど、【カテゴリ(FFT)】に特化した能力を持つラムザとも相性が抜群です。また、彼女との相性がよさそうなカードのヒントがアートそのものにも描かれています――【4-087R】ディリータおよび【1-112R】ディリータは、どちらも自分のキャラクターをブレイクさせてくれます。

 さらに、【1-151R】アグリアスを組み合わせた場合、ゲームのどの段階で使用しても【13-090L】オヴェリアを戦略的に有用にしてくれます。序盤の【1-151R】アグリアスは、バックアップである【13-090L】オヴェリアをすぐにフィールドに出すための手助けをしてくれますが、逆に【13-090L】オヴェリアがすでに手元にある場合は、『マバリア』を通じて【1-151R】アグリアスをはじめとするフォワードを守りつつ、フィールドに出たときやフィールドから離れたときに発動するオートアビリティを再使用することができます。【1-151R】アグリアスと【13-090L】オヴェリアを組み合わせれば、新たな生を獲得できたかのように【1-151R】アグリアスを何回も復活させるとともに【13-090L】オヴェリアのオートアビリティのおかげでカードを1枚引くこともできるので、最強ペアのひとつになりそうだと思います。

 もちろん、【13-090L】オヴェリアと組み合わせられる強力な【カテゴリ(FFT)】のフォワードはほかにもたくさんいますし、『マバリア』は【カテゴリ(FFT)】に限定されないので、ターゲットとして非常に強力でありながら、【カテゴリ(FFT)】フォワードのサポート役としても力を発揮してくれそうな【12-124L】サンクレッドや【12-105L】ユウナなどを採用するのもよいかもしれません。



 今週は以上になります。私から紹介するカードは今回2枚のみになりますが、来週はティムが非常に大きなフォワードを紹介してくれます……。これ以上言うとネタバレになってしまうのでここまでにしておきますが、かなり迫力がありますのでぜひお楽しみに!

 では、また次回お会いしましょう!


~リシェル