第271回:Card of the Week 今週の一枚(2021/03/05)

 皆さんこんにちは! 『Opus XIII ~クリスタルの輝き~』での「今週の一枚」、2回めの登場となります。景山です。よろしくお願いします。初回は光と闇のレジェンドカードを紹介しましたが、今回もレジェンドカードを紹介します。

 今回のカードは氷属性のレジェンドである【13-028L】ファイサリスです。ファイナルファンタジー・ブレイブエクスヴィアスの登場人物で、明るく前向きな性格なうえに高い戦闘能力も持つ彼女は『FFTCG』初登場となります。原作では主人公パーティーの主力の1人として活躍した彼女ですがカードゲームではどのようなデザインになっているのか、さっそく見ていくことにしましょう。

シンプルに強い2つのアビリティ

 ファイサリスはオートアビリティを1つとスペシャルアビリティを1つ、合わせて2つのアビリティを持っています。この2つのアビリティはどちらも極めてわかりやすい、そしてそれゆえに強力なものとなっています。1つずつ詳しく見ていきましょう。

 オートアビリティは、対戦相手の手札が3枚以下の場合に発動するものでフィールドに出たときかアタックしたときに発動し、2つの効果から1つを選択します。2つの効果のうちの1つは氷属性おなじみの、キャラクター1体をダルにし凍結させるものです。選べる範囲がフォワードでなくキャラクターなのがすばらしいですね。そしてもう1つはカードを1枚引くことができます。フィールドに出たときにこちらを選べば実質3コストでパワー9000ということになります。複数回アタックすることで、支払ったコスト以上のリソースを取り戻すことも可能です。どちらを選択するかは状況次第ですがカードを1枚引けるということで、無駄になる瞬間がほとんどないオートアビリティとなっています。そしてさらにうれしいことに、相手の手札が0枚のときは2つの効果がどちらも発動します! 手札を0枚にさせるのはそれなりに苦労しますが、それに見合っただけのリターンを得ることができます。積極的に狙っていくのも悪くないでしょう。

 スペシャルアビリティの『プレミアムファイサリス弾』はわずか氷2CPでフォワード1体に10000ダメージを与え、さらに手札を1枚捨てさせることができます。ダルにする必要がないため、フィールドに出たターンからでも使える使い勝手のいいアビリティです。10000ダメージあればたいていのフォワードをブレイクすることができるでしょうし、手札を1枚捨てさせるのも相手としては地味に嫌ですし、1つめのオートアビリティとの相性がいいのも強みと言えるのではないでしょうか。

相性のいいカード

 それでは今回もこのカードをデッキに入れるにあたって相性のいいカード、一緒に使っていきたいカードを紹介したいと思います。というわけで、まずはやっぱりオートアビリティのために対戦相手の手札を減らせるカードをピックアップしていきましょう。筆頭はやはり【7-034L】セフィロスでしょうか。最低でも2枚、スペシャルアビリティを使えばそれ以上に捨てさせることができるこのカードは、ファイサリスとの相性は抜群です。また、恒常的に相手の手札の枚数を制限できる【8-034R】スケイルトード、バックアップでフィールドに出るだけで捨てさせることができる【5-031H】ギルバート、手札を捨てさせる以外にも有効な効果を持つ【6-029C】グラシャラボラスなどもポピュラーな選択肢ではないでしょうか。また、属性を広げるなら風属性と組んでおなじみの【12-116L】ロック、【3-056H】ジタンなどと一緒に使用するというのも考えられるでしょう。さらにそれらをサポートする役目としてこちらもよく見る【6-041L】リノアや【10-023H】ウネも当然視野に入ってきます。

 要するに、再三書いているようにファイサリス自身がシンプルに強いので、オーソドックスな形でデッキを組むのが一番真価を発揮しやすいということになるのかもしれません。『Opus XIII ~クリスタルの輝き~』以降の環境ではこのカードをよく見ることになるのではないでしょうか。



 今回はここまでとなります。次回はRBがファイナルファンタジータクティクスのレジェンドを紹介してくれます。お楽しみに!