第255回:Card of the Week 今週の一枚(2020/09/18)
みなさん、こんにちは! Timです。今週は多属性のレジェンドを紹介させてください。 今日は『FINAL FANTASY VI』の有名なトレジャーハンター、ロックの最新バージョンを見ていきます! ロックは『FF-TCG』にすでに4回登場しており、『Opus IV』の【4-048L】ロックは「氷単」や「火氷」のデッキで多く使われる定番のカードになっています。しかし今回、ロックは新しいルートを開拓し、氷/風の属性に移行しました。それではカードを詳しく見ていきましょう。
【12-116L】ロック
【12-116L】ロックは8CP、属性は氷/風のフォワードで、ジョブはトレジャーハンター、カテゴリは『DFF』と『VI』でパワーは9000です。カードには『ロックをキャストするためのコストは、このターン、あなたがキャストしているカード1枚につき、2減る(1以下にはならない)。』と記載されています。さらに彼にはオートアビリティがあり『ロックがフィールドに出たとき、以下から最大2つまで選択する。「対戦相手は手札を1枚捨てる。」「キャラクターを最大2体まで選ぶ。それらをダルにし、凍結させる。」「コスト6以上のフォワード1体を選ぶ。それをブレイクする。」「モンスター1体を選ぶ。それをブレイクする。」』と記載されています。
カードの情報をひと目見ただけで、私はこのカードが気に入りました。典型的な氷と風の属性らしい効果と、シチュエーションに応じて非常に多様な使い方をすることができるからです。
相性のいいカード
もし、自分のターンでロックを4番目のカードとしてキャストできれば、かかるコストは2CPのみ(氷1と風1)で使用できます。氷属性のカードには軽くてよいカードがたくさんあり、風属性にはバックアップをアクティブにするための非常によいツールがありますので、そこまで苦労しなくてもコストを軽くすることは可能です。
【5-062L】ディアボロスや【11-055R】パンデモニウム、【1-198S】ヴァルファーレなどは瞬時に思いつきますし 、【7-127L】ユウナ、もしくは【11-061L】ユウナのアビリティをうまく使うことができれば、ロックのコストを減らすことができます。また、ほかの方法としては、【5-067R】ミューヌを活用し、軽いキャラクターを再利用してロックのコストを2回(4CP)減らすことも考えられます。
また【6-027L】クジャのアビリティを使い、軽い氷属性のバックアップのスペースを作ることもできます。【6-045H】シド [II] は、1CPの【6-043C/1-068C】幻術師か【6-032C/1-040C】召喚士 をサーチし、ロックのお膳立てをする助けになるかもしれません。また、【11-128H】セーラ姫をサーチし、氷か風のどちらかを選べば、ロックのパワーを10000まで引き上げることができます。
氷と風には軽くて使いやすい召喚獣が存在しますので、【10-023H】ウネと組み合わせれば召喚獣のキャストでロックのコストを減らしつつ、ウネのアビリティでロックを再利用することもできます。ロックのオートアビリティは非常に強いため、【3-043C】時魔道士や【6-041L】リノアも【10-023H】ウネと同じようにシナジーを発揮してくれます。これらのカードを使えば対戦相手に2枚のカードを捨てさせ、キャラクターを4体ダルにし凍結させることもできますし、対戦相手の複数の強力なフォワード(6コスト以上)やモンスターに直接対処することもできます。非常によい組み合わせです。
ちなみに【12-116L】ロックは氷属性としては即座にモンスターをブレイクできる初のカードとなりますが(例外は死の宣告カウンターを用いる【11-025H】オーファン)、そこは風の属性の得意分野ですので、多属性ゆえに得ることができた強みと言えるかもしれません。
最後に、【12-116L】ロックのカテゴリは『VI』なので、【4-036H】セッツァーと【4-026H】ガストラ帝国のシドでサーチすることができます。
もし私が最初に【12-116L】ロックを含めてデッキを構築するとしたら、【11-041C】ユークを使用して、主に氷属性をデッキの主軸にしてロックを確実に手札に加えられるようにします。【9-033C】モーグリ-9組-や【1-184H】カオスはロックのキャストに必要な風属性のCPを生み出すことができます。また、1ターンで複数の【4-043C】プリンをキャストして ロックのコストを減らすのも考えています。さらに対戦相手の手札を脅かすことに焦点を当てて、【3-036H】シド・オールスタインを使うでしょう。
このカードについてあなたはどう思いますか? どのデッキで使用し、どんなことをしてみたいですか? ぜひ教えてください。
来週は、すでに「今週の一枚」で紹介しているカードと非常によく合うカードを景山さんが持ってきてくださいます。イラストも非常にすばらしいカードですので、来週もお楽しみに!
Tim.