第251回:プロデューサーからスペシャル Vol.13 『ブースターのタイトル』

 みなさんこんにちは! 『FF-TCG』プロデューサーの景山です。日本の東京は摂氏30度(華氏86度)以上の暑い日が続いています。COVID-19にも注意が必要ですが、天候からくる体調不良にもくれぐれも気を付けてください。

 さて、今回のコラムでは各ブースターに付けられているタイトルに関して話をしていきたいと思います。サブタイトルはなぜ付けられるようになったのか。そして今後どういうものが付けられる予定なのかを語っていきたいと思います。

タイトルを付けた意味

 『Opus』シリーズの第9作目となる、【9-062H】ヴィンセントがパッケージデザインに使用されている『Opus IX ~諸侯と混沌~(Lords & Chaos)』からブースターパックにタイトルが付けられるようになりました。それまではナンバーしかなかったのですが、いくつかの理由でタイトルを採用することになりました。

 一番大事な理由はナンバーだけでは無機質だったことが挙げられます。淡々と数字を積み重ねていくのは達成感という意味では悪くないかもしれませんが、せっかく原作の世界観があるゲームなのでタイトルを付けてそのセットの内容から想像される雰囲気を出す、というのを狙いました。ただ、『Opus IX』と『Opus X ~いにしえの戦士たち~(Ancient Champions)』はちょっと意図が伝わりにくいタイトルだったかもしれません。しかし『Opus XI』の『ソルジャーの帰還(Soldier’s Return)』は、このセットに収録されている注目作『FINAL FANTASY VII REMAKE』をほうふつとさせるには十分だと思いますし、次の『Opus XII』のタイトル『クリスタルの目覚め(Crystal Awakening)』は新たに多属性が登場することを示唆できているのではないでしょうか。

 また、もう1つの理由としてナンバーだけだとそちらが強調されすぎる格好となり、新規のプレイヤーが積み重ねた数字にちゅうちょしてしまい始めてもらいにくくなる、というものもあります。こちらはブースターをナンバーで呼ぶことが多いので現状それほど大きな効果はないかもしれません。しかし今後タイトルをよりアピールし、これを続けていくことでうまく働いてくれるように努力していきます。

今後のタイトル

※当初発表した内容から、赤字の箇所を変更しております。詳しくはこちらをご覧ください。


それでは、今後どのようなタイトルが予定されているかについてもいくつか紹介していきたいと思います。
『Opus XIII』は『クリスタルの輝き(Crystal Radiance)』。クリスタルの力は増し、新たな組み合わせの多属性カードが登場します。
それより後のものは未定ですが、私が考えているものを紹介していきたいと思います。あくまで私の中でのもので実際には何も決まっていませんので、今後それが登場しなくてもクレームは無しでお願いします(笑)。

●『竜の時代(Dragon’s Era)』
 原作に登場するさまざまなドラゴンにスポットライトを当てていきます。竜王と称されるあの召喚獣も出したいですね。

●『東方からの来訪者(Stranger from the east)』
 【ジョブ(侍)】、【ジョブ(忍者)】に注目したセットです。このジョブで収録してほしいキャラクターはいますか? よかったら教えてください。

●『祝福された戦士たち(Blessed Warriors)』
 原作の主人公たちを多数収録するセットです。

上記のものが採用されるかはまだわかりませんが、ぜひ楽しみにしていてください。それではまた次回に。