第244回:プロデューサーからスペシャル Vol.10 『Opus XII ~クリスタルの目覚め~』プレビューおさらい

 皆さんこんにちは、『FF-TCG』プロデューサーの景山太郎です。先日『Opus XII ~クリスタルの目覚め~』の発売日をはじめとする今後の予定をお伝えしました。『Opus XII ~クリスタルの目覚め~』は11月6日発売予定となります。少し先になってしまいましたが発売日のめどがたったのはひとまず喜ばしいことです。そこで今回はこれまで『Card of the Week 今週の一枚』で紹介してきたカードのおさらいをしたいと思います。RBやTimが紹介してくれたカードを違う人が改めて紹介するのもおもしろいかもしれません。

【12-105L】ユウナ

 RBが紹介してくれたカードです。パーティーに関してのアビリティを持つカードですが、このセットではほかにもパーティーを組むことを推奨するアビリティを持つカードがいくつかありますので、今まで以上にパーティーを組んでアタックする局面が多くなるはずです。

 なお、多属性のフォワードがパーティーを組む場合、どれか1つの属性をすべてのフォワードが共有している必要があります。例えば火属性、火/氷属性、火/水属性、という3体のフォワードはすべてが火属性を持っているので、同じ属性という扱いでパーティーを組んでアタックすることができます。しかし、火属性、水属性、火/水属性の3体ですと、火属性と水属性のフォワードは同じ属性がないのでパーティーを組むことができません。ぜひ覚えておいてください。

【12-002H】アマテラス

 Timが紹介してくれた『FF-TCG』初登場の召喚獣です。オートアビリティを無効にするだけでなく、それを発動したフォワードに8000ダメージを与える、新しいタイプの召喚獣です。

 オートアビリティであれば、発動しているのがフォワードでなくても無効にすることができます。【1-107L】シャントット、【3-056H】ジタン、【5-091H】星の神子のようなよく使われているカードだったり、最新弾の【11-017H】マーシュ、【11-063L】リッツ、【11-097H】ニックス、【11-130L】セフィロスなど、いくらでも使う先はあるでしょう。

 また、【11-128H】セーラ姫に使うと光属性のバックアップを相手のフィールドに残すことになり、後続の光/闇属性のフォワードを出しにくくできるなど、相手のプランを大きく崩す使い方もあります。幅広い活躍が見込まれるのは間違いありません。

 なお、このカードを描き下ろした小林元さんは『Opus XII』でほかにも召喚獣を描き下ろしているので、そちらもお楽しみにしてください。



【12-112L】セルテウス

 こちらは僕が紹介したカードです。『FF-TCG』初の多属性カードでかつ伊藤龍馬さんの描き下ろしという豪華な仕様になっています。

 多属性カードは2つの属性を要求されるのでフィールドに出すのが単属性のカードより難しいのですが、そのぶんカードの効果はコストに対して高めに設定されています。セルテウスはフィールドに出すともう1体フォワードをフィールドに出すことができます。最高で5コストのフォワードを出すことができるので、かなり得する形でフォワードを出すことができます。

 多属性のカードは全部で18枚ありますので、これ以外のカードも期待していただければと思います。

【12-018H】ラニ

 RBの2回めの紹介カードです。『FINAL FANTASY IX』からのカードで、板鼻利幸さんの描き下ろしカードになります。このキャラクターも『FF-TCG』初登場ですね。『クリスタルの目覚め』は初登場が多いので、紹介しがいがあります。

 ラニは対戦相手のデッキの1番上のカードを除外し、それをこちらが使用できるというカードです。裏向きに除外するので元の持ち主は何が除外されたかわかりません。もしデッキに1枚しか入っていないキーカードを奪えるようなら、それだけでかなり有利になるのではないでしょうか。

 板鼻さんにはラニ以外にもう1枚描き下ろしていただいているので、どのキャラクターが描き下ろしになっているか予想するのも楽しそうです。

【12-024H】エメトセルク

 Tim紹介の『FINAL FANTASY XIV』の登場人物であるエメトセルクです。『FFXIV』ユーザーの間で人気の高いキャラクターですが、カードのアビリティも人気になりそうな内容です。

 5ダメージ以上受けているときの彼の強さは言うに及ばずですが、1つめのアビリティも個人的には強いのではないかと思っています。対戦相手は簡単にこのカードをフィールドから除外できる、という見方もできますが、一方でこのカードを完全に除去するのは非常に難しい、という考え方もできます。5ダメージ後には、対戦相手は彼を除外するメリットと戻ってきたときのデメリットのバランスを常に考慮する必要があります。

 ただ、こういったカードは実際にトーナメントやイベントで使われてみないとわからないものでもあります。発売されたらぜひ使ってみてください。

【12-056H】ガラフ

 名シーンの再現を目指したカードですが、ゲームの能力としてもなかなか強いものに仕上がっています。ガンスリンガー用にスペシャルアビリティを連打するデッキを作ろうかなと思っていますが、土雷にすべきか土風にすべきかちょっと悩んでいます。それにしても早くガンスリンガーができるように、つまりイベントができるようになってほしいものです。

ボーナストラック

 さて、今回はせっかくなのでもう1枚、新たなカードを『今週の一枚』とは別に紹介しようと思います。浅見瑠比さん描き下ろしの【12-089C】竜騎士です。
 フィールドに出たときに手札から1枚【ジョブ(竜騎士)】か【カード名(竜騎士)】を見せればヘイストを得ることができ、4枚見せればなんとヘイストを得るだけでなくフォワード1体をブレイクすることができます。4枚は結構難しいかもしれませんが、選んだフォワードのコストや状態を無視して無条件でブレイクできるので狙ってみたくなります。

 なお、このカードのノーマル版とフルアート版ではデザインが少し違います。そのあたりも楽しんでいただければ。

 それでは今週はこのへんで。また次回お会いしましょう。