第234回:Card of the Week 今週の一枚(2020/05/28) 

 皆さん、こんにちは、今回から『今週の一枚』に参加することになったSQUARE ENIX EuropeのTimです! この記事では私の「今週のカード」を紹介します。皆さんにも私と同じくらいエキサイトしてもらえたら嬉しいです! それではさっそくですがカードを紹介していきましょう。

【12-002H】アマテラス

 【12-002H】アマテラスは火属性の3CPの召喚獣で、「オートアビリティ1つを選ぶ。それの効果を無効にする。それを発動しているのがフォワードの場合、そのフォワードに8000ダメージを与える。」と書いてあります。

 『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』のカードで、【カテゴリ(FFEX)】としてデビューします。
 このカードにはフルアートバージョンのものもあり、デビューと言えば、こちらのアートは『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』のデザイナーである小林元氏による『FF-TCG』のデビュー作となります。氏の記念すべき初のカードイラストを紹介できて光栄です。

効果的な使い方

 このカード、皆さんはどうお感じになるか分かりませんが、私は一目で大好きになりました。【1-107L】シャントットのようなオートアビリティに対して効果的なだけでなく、オートアビリティを持つほとんどのフォワードを除去することができるからです。アマテラスはキャラクターを守ることができるという点で、人気のあるカードの【5-068L】ヤ・シュトラに似ています。ただ、アマテラスは召喚獣からは守ってくれませんが、そのぶんサプライズ要素としてフォワードにダメージを与えることができます。

 多くのデッキがオートアビリティに依存するため、アマテラスでそれらを排除できることはとてもすばらしいことです。
 例えば、もしあなたの相手が5CPを払って【11-017H】マーシュを使い、【11-063L】リッツを呼び出そうとした場合、そのオートアビリティを無効化でき、さらマーシュに8000ダメージを与えます。

 さらにこのカードを【6-010H】朱雀のルシ セツナと一緒に使用した場合、与えるダメージは9000に増えるためオートアビリティを持つほぼすべてのフォワードを倒すことができます。 この召喚獣を初めて相手に見せた後にも、【8-007C】黒魔道士をアクティブ状態でキープしておけばアマテラスがブレイクゾーンにあるだけで、オートアビリティを使いたい相手には脅威になります。いうまでもなく、【10-132S】ティナや【10-127H】シトラでの再利用も脅威でしょう。

 とはいえこれは火属性単独の場合のみです。もし多属性のデッキの場合には、もっと多くの可能性があります。例えば、【11-032C】黒魔道士や【9-103R】イドラもこのカードを複数回使えるので1枚のアマテラスで2つのオートアビリティを無効化できます。また、もし相手が1ターンで致命的ダメージを与えることを目的として構築されたコンボデッキを使用している場合、対戦相手はカギとなる効果を無効化してしまうアマテラスに苦戦することでしょう。

 最近は多くのデッキにおいて、フィールドに出ることで発動するオートアビリティが重宝され、召喚獣があまり重要視されていません。しかし火属性のデッキに遭遇したときには、もしかするとアマテラスがこのトレンドを変えるかもしれません。

 皆さんはこのカードをどう思いますか。facebook.com/FinalFantasyTCGか、facebook.com/FFTCGEuropeで意見を聞かせてください。

 来週は景山さんから『FF-TCG』初の多属性カード、それもレジェンドを紹介してもらいます。
 お楽しみに!

 Tim