第233回:Card of the Week 今週の一枚(2020/05/21)
皆さん、こんにちは。RBです! 『Opus XII~クリスタルの目覚め~』の発売は延期となりましたが、それでも『Card of the Week(今週の一枚)』を再開したいと思います。なぜなら、皆さんが楽しみにしてくれている『Card of the Week』の記事を長らくお届けできていなかったからです! 『Opus XII』では、これまで通り景山さんと私が選んだお気に入りのカードを紹介していきますが、更にSQUARE ENIX EuropeのTim Schilderにも執筆陣に加わってもらうことになりました。
さて、最初に紹介するカードについてですが、今までの『Card of the Week』を追ってくれている人や、イベントで私のデッキを見たことのある人であれば、野村哲也さんが描いた『FINAL FANTASY X-2』のガンナー衣装をまとったこのユウナのスタイリッシュなイラストを私がいかに気に入っているかご存知かと思います。
しかし、単に個人的な愛着を理由に、このカードを最初の『Card of the Week』に選んだわけではありません。なんと、このカードは『Opus XII』をボックスで購入すると特典として付いてくるフルアートのプロモカードでもあるのです! 封をされた『Opus XII』の箱を開ければ、フルアートのプレミアム【12-105L】ユウナが入っています!
それではこのカードを見ていきましょう。
【12-105L】ユウナ
【12-105L】ユウナは、3CP、パワー7000の水属性フォワードで、【カテゴリ(X)】の【ジョブ(カモメ団)】です。オートアビリティを2つ、またアクションアビリティを1つ持っています。1つめのオートアビリティは次のとおり記載されています:「ユウナがフィールドに出たとき、このターン、あなたのコントロールするフォワードがパーティーを組んでいた場合、カードを2枚引く。」つまり、パーティーでのアタックを活用するデッキにおいては、【12-105L】ユウナは大きなアドバンテージを稼いでくれます。
そして2つめのオートアビリティは次のとおりです:「ユウナがパーティーを組んでアタックしたとき、フォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれのパワーをアタック中のフォワード1体につき、-4000する。」これはさらにパーティーのために組まれたデッキに恩恵をもたらすアビリティであり、【12-105L】ユウナがパーティーを組めばフォワードのパワーを8000以上下げることができます。
最後に、アクションアビリティは0CPのコストで、次のとおり記載されています:「光か闇属性以外の属性1つを指定する。ターン終了時までユウナは指定した属性になる。このアビリティは1ターンに1度しか使えない。」 つまり、これにより【12-105L】ユウナは光か闇属性以外の好きなフォワードに属性を合わせてパーティーを組むことができるのです! このカードと一緒に使うととてもおもしろいカードが多数あるので、いくつかの可能性を見ていきましょう。
相性のいいカード
【6-126R】レイラは、【カード名(バイキング)】を一緒にフィールドに連れてこられるため、パーティーを組むためのフォワードが2体もたらされます。これにより、【12-105L】ユウナの1つめのオートアビリティをかなり早く発動できることになります。というわけで、【6-126R】レイラはすぐに思いつくカードの1枚でしょう。【12-105L】ユウナがすでにフィールドに出ているなら【6-126R】レイラを活用すれば、【12-105L】ユウナの2つめのアビリティを使って相手のフォワードを除外するうえで選択の幅を広げることができます。
また『Opus I』にさかのぼってみると、【1-213S】ティーダが【12-105L】ユウナと最高の相性のように思えます。【1-213S】ティーダがフィールドに出ている間、相手は【12-105L】ユウナをブレイクしようと恐らく思わないでしょう。これにより、【12-105L】ユウナのパワーを下げるアビリティを複数回にわたり発動できる可能性が高まります。もし相手が【12-105L】ユウナをブレイクした場合、あなたはカードを2枚引くことができ、追加カードの恩恵を受けられるため、どのみちあなたにとってプラスになります。
また、【12-105L】ユウナは【ジョブ(カモメ団)】 であることを考えると、【6-062R】リュックも様々なアビリティから守ってくれるという点で良い選択肢でしょう。そしてもしパーティーアタックがあまりにも危険になった場合、【6-062R】リュックのスペシャルアビリティは自身を除外できるという点で役立つでしょう。さて、【6-062R】リュックの話の流れで、このデッキを構成する上で使える風属性カードをいくつか見ていきましょう。
デッキに入れてみたい風属性のカード
もちろん【カテゴリ(X)】と【ジョブ(カモメ団)】だけに焦点を絞ってもいいのですが、チョコボたちも【12-105L】ユウナとよい組み合わせになると思います。
【3-054C】黒チョコボは、パーティーが相手にブロックされるのを防ぐため、【12-105L】ユウナの2つめのオートアビリティを使ってフォワードを除外したいものの相手がパワーの高いフォワードを複数コントロールしている場合などに役立ちます。
また【11-059C】ボビィ=コーウェンは、パーティーを組む際にカードを追加で引くことができるという点で役立ちます。【1-213S】ティーダがフィールドにいる際に、【11-059C】ボビィ=コーウェンと【12-105L】ユウナでパーティーアタックを組めたら見事ではないですか? もし【12-105L】ユウナがブレイクされたら、4枚もカードを引くことができます!
また風水デッキの流れで【11-049R】チェリンカにも言及したいと思います。もし【12-105L】ユウナとパーティーアタックを組めるフォワードが2体いる場合、【11-049R】チェリンカのアビリティにより【12-105L】ユウナはそれぞれのフォワードと別々にパーティーを組んでアタックできるため、パワーを下げるアビリティを2回活用することができます!
もちろん、これ以外にもまだ触れていないほかの属性との組み合わせも考えられます。例えば、火水デッキにおいて【5-019L】フェニックスと連携させることもできますし、水雷デッキでは【5-099H】イルーアや【11-086L】アラネアなどのカードを使ってヘイストを付与することにより、迅速なパーティーでのアタックが可能になります。【12-105L】ユウナはいかなる属性にもなり得るので、可能性は無限大です。
この新しいユウナでどのような組み合わせを試してみたいと思いますか? facebook.com/FinalFantasyTCGでぜひ聞かせてください!
来週は、自身にとって初めてとなる『Card of the Week』で、Timが『FF-TCG』で初めて登場する召喚獣を紹介してくれます!
それでは、また次回!
~RB