第222回:Card of the Week 今週の一枚(2020/03/05)
みなさんこんにちは!『FF-TCG』プロデューサーの景山です。2週連続でRBが頑張ってくれましたが、今週からは私が2週連続でカードを紹介していこうと思います。よろしくお願いします。それではさっそく今週のカードをご紹介しましょう。今週は『FF VI』から登場の【11-018H】マッシュです。フィガロの王弟にして豪快なモンクの彼は『Opus XI ソルジャーの帰還』ではどのようなカードとして作られているのでしょうか。
【11-018H】マッシュ
マッシュは原作では攻撃型のキャラクターとして活躍していました。当時のRPGとしては非常に珍しい、格闘ゲームのようなコマンド入力式の必殺技で大ダメージをたたき出して勝利に貢献していきます。【4-021L】マッシュのスペシャルアビリティ『鳳凰の舞』も必殺技の1つです。残念なことに今回の【11-018H】マッシュは必殺技(スペシャルアビリティ)こそ持ちませんが、それでも原作と同じく非常に攻撃力のあるフォワードとしてデザインされています。
【11-018H】マッシュが持つ2つのアビリティはどちらもアタックすることに意味を持たせます。1つめのアクションアビリティはノーコストで自身のパワーを+2000し、先制攻撃とブレイブを得ます。これは自分のターンにしか使えないので、基本的にアタックすることを前提に考えられているアビリティです。これを使用すればパワー9000の先制攻撃持ちになります。こうなれば、そう簡単にマッシュのアタックを止めることはできなくなるでしょう。あなたに1点のダメージを与える、というデメリットこそあるものの、それを補って余りあるだけの恩恵をマッシュに与えてくれます。
もう1つのアビリティはDamage5のオートアビリティで、アタックしたときにマッシュのパワーに等しいダメージをフォワード1体に与えます。例えば【2-007L】始皇帝ザンデも同じようなアビリティを持っていますが、5000ダメージしか与えないことを考えると、マッシュのアビリティがかなり高火力なのがわかります。さらに1つめのアビリティとの相性のよさが、このアビリティの価値を押し上げます。9000ダメージに耐えられるフォワードは数少ないでしょう。Damage5ということで使用できるようになるのはやや遅いのですが、自身へのダメージをいとわず対戦相手と殴り合いをするタイプのデッキにはぴったりではないでしょうか。1つめのアビリティのデメリット部分も有効に働いてくれるはずです。
相性のいいカード
それでは今回もいくつか【11-018H】マッシュと相性のいいカードを紹介していきましょう。
兄である【8-005C】エドガーはマッシュの性能を後押ししてくれます。パワー9000の先制攻撃でも基本的にほとんど止められないと思いますが、エドガーが後ろで構えてくれることでパワー10000まで一方的に倒すことができます。
また、ヘイストを与えるタイプのカードもおすすめです。
【4-012C】ゴブリンや【9-017C】ベリアスでヘイストを与えれば突然に対戦相手のフォワードを倒しつつ予想外のダメージを与えることもできます。
なお、これは受けているダメージが4点でも問題ありません。メインフェイズ中にアクションアビリティを使用すれば5点めのダメージが入るのでアタックしたときにオートアビリティが発動してくれます。ヘイストを付けるカードと相性のいい【4-048L】ロックなどと一緒に使用して【カテゴリ(VI)】 を中心とした火氷ヘイストデッキ、というタイプのデッキも組めそうです。
ところで、RBが紹介した【11-064L】アーシュラはモンクデッキのキーカードとなりそうな1枚でしたね。このカードも優秀なモンクですからひょっとしたらいよいよモンクデッキが現実味を帯びてきたかもしれません。【11-018H】マッシュはデッキのアイディアにさまざまな可能性をもたらしてくれる1枚になりそうな予感がします。
さて、次週は『MOBIUS FINAL FANTASY』出典で、『FF X』由来のカードを紹介します。お楽しみに!