第204回:Card of the Week 今週の一枚(2019/10/17)
みなさん、こんにちは! 2019年北米選手権の開催が迫っていますが、これまでの『Opus X~いにしえの戦士たち~』の『Card of the Week(今週の一枚)』の中で、個人的にもっとも素晴らしいと思うカードを私RBが紹介いたします。もしかしたら『FF-TCG』史上もっとも見事なカードかもしれません。サロニアの王子こと【10-085H】アルスです!
実を言うと、私は『FINAL FANTASY III』を最後までプレイしたことがないので、残念ながらこのキャラクターについてあまり詳しく知りません。ただ分かっていることは、彼が『FINAL FANTASY』のジョブに関してものすごくセンスがあり、どのようなカードで『FF-TCG』のデッキを構成するのがベストかを把握しているということです。どのようなデッキを組み立てるべきか分からない場合、【10-085H】アルスが手助けをしてくれます!
それではさっそく見ていきましょう。
【10-085H】アルス
【10-085H】アルスは5CPの雷属性で、【ジョブ(王子)】のバックアップです。カードにはこう記載されています。「アルスがフィールドに出るかあなたの第1メインフェイズ開始時、あなたのデッキの1番上のカードを公開する。それが【ジョブ(竜騎士)】か【カード名(竜騎士)】の場合、それを手札に加える。それが【ジョブ(竜騎士)】か【カード名(竜騎士)】以外の場合、それをブレイクゾーンに置く」。また、次のアクションアビリティも備えています。「《ダル》、アルスをブレイクゾーンに置く:フォワード1体を選ぶ。それをダルにする」。
ということで、『FINAL FANTASY』シリーズの中でおそらくもっとも賢いであろう【10-085H】アルスを使ってプレイする場合、デッキには本当によいカードしか入れる必要がありません。【6-088L】エスティニアンはどうでしょう? もちろん、この蒼の竜騎士はデッキに入れるべきです! デッキの1番上のカードをめくって、ヘイストを得て2回の強力なアタックができるこのナイスなキャラクターを引けたらなんと素晴らしいでしょう。また、竜騎士のデッキを組み立てるため、いかなる竜騎士がフィールドに登場しても、「ヘイスト、ダル、アタック!」とすぐに攻撃を繰り出せるように【7-097R】バルバラもデッキに欲しいところです! そして、デッキに含むカードは【ジョブ(竜騎士)】だけでなく、【カード名(竜騎士)】のキャラクターも大歓迎であることを忘れないでください!
デッキには、とにかく竜騎士をいっぱい入れてください。というのも、もし竜騎士でないなら、どんな使い道があるというのでしょう? そのままブレイクゾーン行きです。フィールドに出すだけ時間の無駄ですよ! それに、【10-085H】アルスも竜騎士ファンかもしれませんが、もし竜騎士中心の戦い方の弊害になっているようであれば、【10-085H】アルスをブレイクゾーンに置いて、相手のフォワードをダルすることができます。こうすれば、相手がアタックをブロックするために活用しようと思っていた白魔道士であれ光の戦士であれ、ダルになっている間にヘイスト状態の竜騎士でアタックすることができます。
また、竜騎士ファンと言えば、北米 での『CRYSTAL CUP』のチャンピオンに3度も輝いているマット・オキモトさんでしょう。『Opus X』のデッキを初めて組み立てる際、彼が昨年の『CRYSTAL CUP EARTH』の生配信で披露した→のカードバインダーから1ページを抜き取ってしまいましょう。
びっくりです。見てください、この竜騎士の数を! これだけの数となればかなり大変なトレードだったでしょう。マットのような竜騎士ファンは、自分の好みを後押ししてくれる【10-085H】アルスのようなカードを待っていました。これで大量の竜騎士のフォイルカードを活用できそうですね!
さらに活用するために
……さて、冗談はさておき、【10-085H】アルスと組み合わせて、竜騎士でない雷属性カードもデッキに入れておくとしましょう。【8-101H】ディアナ、【8-105H】リド、そして【7-087R】エクスデスのように、ブレイクゾーン関連のアビリティを持った雷属性カードがいくつかあります。たとえめくったカードが竜騎士でなく【10-085H】アルスのアビリティが「ハズレ」に終わったとしても、これらのカードであればブレイクゾーンへの移動でよい効果が期待できます。
いかがでしたか?『Opus X』 が発売されたら、竜騎士カードを使ってみようと思いましたか? 私がここで取り上げなかったものの、よいカードの組み合わせになると思うものはありますか? さあ、プレイマットに様々な竜騎士カードを並べていきましょう。竜騎士が多すぎるなんてことはないのですから!
次回は、景山さんが最後の『Opus X~いにしえの戦士たち~』の『Card of the Week』を紹介してくれます。そして……なんと! またでしょうか? 『FINAL FANTASY III』には何人の悪役がいるのでしょう?!
それではまた次回!
~RB