第177回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 『MASTERS 2019 高松』トーナメントレポート

 6月16日、香川県の「レクザムホール」にて『MASTERS 2019 高松』が開催されました。参加者は10名で、スイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦の大会となりました。

 フォーマットは『MASTERS』前半戦では唯一となる作品単構築戦。さらに【カテゴリ(Special)】のカードが全カテゴリで使用できるという新ルールが適用されたこともあり、どの作品が人気を集めるか注目されておりましたが、結果としては参加者10人中6人が『VII』を選択し断トツの人気を集めておりました。

 『VII』はもともと作品単人気の高いタイトルでしたが、『スターターセット2019』と『Opus VIII』で多数の同カテゴリを参照するカードが登場したことが追い風になったようです。【カード名(クラウド)】を大量に投入することで【8-144S】ティファが使いやすくなるなど、作品単の特殊ルールの恩恵を大いに得た形となりました。

 結果として、決勝トーナメントに進出した4名すべてが『VII』。細部は異なるものの、【4-145H】クラウドや【8-006L】クラウドで相手のフォワードを除去しつつ展開し、【6-075R】タイタンで優位を築く構成は共通です。また、【8-006L】クラウドによってデッキが勢いよく削れていくことから、デッキ切れによって決着することも少なくなかったようです。

 そんな中で見事優勝を勝ち取ったのは、岡山のうどんシェルクさん。デッキのMVPは【8-145S】バレットとのことです。作品単であれば毎ターンほぼ確実に手札が増え、4枚の中からスペシャルアビリティのコストを探しにいけるのも強力な動きです。決勝戦も、除去されずフィールドに定着した【8-145S】バレットのもたらすアドバンテージ差が勝利に繋がっておりました。

 通常構築戦にでは見られないダイナミックな展開も、作品単の魅力のひとつ。『Opus IX』環境となる後半戦の『MASTERS』では、8月31日の広島と9月7日の浜松で作品単構築戦が予定されています。普段とは一味違う対戦を、ぜひお楽しみください。

TOP4デッキリスト