第176回:Card of the Week 今週の一枚(2019/06/20)
皆さん、こんにちは! RBです。私のお気に入りの属性が風だと聞いても、誰も驚かないでしょう。過去の記事で何度か取り上げていますし、北米コミュニティイベントでのトークでも触れています。とはいうものの、『Opus VIII』では『Card of the Week(今週の一枚)』の記事で風属性カードについてあまり語り過ぎないように努力しました。
風属性のカードばかりを皆さんに紹介して、お腹いっぱいにさせたくなかったのです。さらに、景山さんがすでに風属性のレジェンドカードを紹介してくれてもいます。ただ……このカードを見た瞬間、紹介せずにはいられないと思いました。今週のカードは【9-058L】ルッソです。
ルッソ・クレメンズは『FINAL FANTASY TACTICS A2 封穴のグリモア』の主人公です。封穴のグリモアを開き、異世界イヴァリースへ召喚されてしまう彼ですが、元の世界へ戻る唯一の方法は、なるべく多くのミッションをこなし、人間として可能な限りジョブを覚えることだと考えたのでした。
それではカードを見ていきましょう!
【9-058L】ルッソ/Luso
このカードは、パワー5000で2CPの風属性フォワードです。彼のフィールドアビリティは2つあり、「あなたのコントロールするルッソ以外のフォワード1体につき、ルッソのパワーは+1000される」、また「あなたのコントロールするフォワードの属性が3つ以上の場合、ルッソは先制攻撃とブレイブを得る」と記載されています。最後にオートアビリティがあり、「ルッソがアタックしたとき、あなたのコントロールするフォワードの属性が5つ以上の場合、対戦相手に1点のダメージを与える」と書かれています。
なんと、ダメージ解決ステップの前からダメージを1点与えられるというのですから驚きです。2つのフィールドアビリティだけでも彼は恐ろしい脅威となりますが、このオートアビリティはフォワードでブロックすることで防げないことを考えると、このアビリティの効果があなたに勝利をもたらしてくれることも考えられます。
相性の良いカード
もちろん、このオートアビリティの効果を発揮するにはフォワード内で多くの属性を揃える必要がありますが、【7-128H】ユーリィを使うのが最適な方法ではないでしょうか? スピンオフ作品の主人公2人が手を組むことでほかのフォワードがいなくても【9-058L】ルッソのアビリティを発動することができます!
もし【7-128H】ユーリィをデッキに入れる場合は、このカードをサーチできるように【7-043C】アーチェスを入れておくとよいでしょう。また、【7-043C】アーチェスを使うと、ユーリィの双子の姉の【7-054L】チェリンカもサーチすることができます。【7-054L】チェリンカのオートアビリティを使うと、【9-058L】ルッソがブレイクされる恐れがほとんどないまま先制攻撃でアタックできる状態を補助できます。
さらに活用するために
【9-058L】ルッソは様々なアーキタイプに組み込めますが、「風雷」タイプでおもしろい効果が狙えます。【5-103R】ガリークランのシドを使えば、ルッソもしくはほかの『FFTA2』カテゴリのフォワードをサーチすることができるからです。【5-050H】アデルもアビリティを使えばブロックされないようにできるので、【9-058L】ルッソが備えている、衝突をうまく避けてダメージを入れるという動き方に同調しています。ただ皮肉にも、さらに相性がよいのは【5-099H】イルーアなのです。イルーアは、『FFTA2』ではルッソと対立する最大の悪役ですが、FFTCGではもっとも素晴らしい味方の1人となります。【5-099H】イルーアの「シェイオル」のアビリティは、あなたのすべてのフォワードにヘイストを付与してくれるので、もしあなたの対戦相手が「シェイオル」が使用される直前に【9-058L】ルッソを除外する手立てがなければ、相手が何が起きたかを把握する前にあなたは勝利をつかめるでしょう。
もちろん、【9-058L】ルッソの活用方法は様々なので、皆さんがどのようなデッキでこのカードを最適に活用するかを楽しみにしています。『Opus IX: LORDS & CHAOS』があと数週間でリリースということを考えると、そう遠くない未来に見ることができそうですね!リリースに向けて、まだいくつかの「Card of the Week」プレビューを紹介していきます!来週は景山さんが、その属性のとおり氷のように頑丈で強力なレジェンドカードを紹介しに帰ってきます!
それではまた!
~RB