第156回:Card of the Week 今週の一枚(2019/02/21)
皆さん、こんにちは!RBです。今週もまた、『Opus VIII』より「Card of the Week(今週の一枚)」をお届けします!
『Opus VIII』のプレリリースまですでに1カ月を切っているなんて信じられますか? 今週選んだカードは、いつもとタイプが異なると感じられるキャラクターで、『Opus VI』の終盤頃から見かけるようになったデッキ構成にまた一つバリエーションを加えるようなカードになります。
それだけではなく、『FINAL FANTASY Crystal Chronicles: Echoes of Time』などのアートを手掛けた泉沢康久氏によるイラストは恐らく今回のセットで自分が一番気に入っている絵柄だといっても過言ではありません。お待ちかねの今週の一枚は、【8-071H】アンデッドセレブです!
【8-071H】アンデッドセレブ/Undead Princess
アンデッドセレブは棺に閉じ込められた亡霊で、墓地に迷い込んだ人を攻撃するキャラクターとして『FINAL FANTASY Crystal Chronicles: Echoes of Time』にて初登場しました。その後、主人公たちは最終バトルが繰り広げられる場所を見張るために彼女をもちいることになります。ですが、ボス戦として挑む際に彼女は自身を透明にする衣をまとっており、それを解除するために回復魔法をかける必要があるため、攻撃を当てるのが難しいキャラクターでした。バトル中の戦略としては、彼女がプレイヤーに向かって突進し、回避して彼女が壁に激突して気絶するまで待つ必要があります。その時彼女は衣を落とすので、その隙に攻撃する機会が生まれます。
さて、『FF-TCG』ではどのような仕組みであるか見てみましょう!
もう、超かっこいい見た目だと思いませんか?! 【8-071H】アンデッドセレブは4CP、パワー5000、【カテゴリ(FFCC)】、そして【ジョブ(アンデッド)】の土属性のフォワードです。アビリティは「アンデッドセレブがフィールドに出たとき、フォワード1体を選ぶ。対戦相手が3CPを支払わない限り、このターン、それはアタックやブロックできない」とあります。また、アクションアビリティーとして「土属性のバックアップ2体をブレイクゾーンに置く:アンデッドセレブをダル状態でフィールドに出す。このアビリティはアンデッドセレブがブレイクゾーンにある場合にしか使えない」とあります。
つまり、『Echoes of Time』同様、【8-071H】アンデッドセレブは墓の中からよみがえり、対戦相手の目的達成を防ぐことができます。対戦相手がアタックもしくはブロックできる状態を防げるのは非常に便利ですし、例え対戦相手が3CPを支払うことを選択したとしても、結構な量のCPを消費することになります!このアビリティをうまく利用することがあなたのデッキの中で【8-071H】アンデッドセレブを有効活用するカギになると思います。
相性の良い組合せ
先ほど言及しましたように、『Opus VI』のメタでは土水モンスターのデッキが見られるようになり、その中で【5-088C】ドロタボーが非常にうまく活用されていました。【5-088C】ドロタボーは1CP、土属性のモンスターでアクションアビリティは「ダル:対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶ。対戦相手が1CPを支払わない限り、このターン、それはアタックやブロックできない」とあります。これを3枚プレイできれば、相手のリソースに大きな負荷を与えられます。対戦相手のターンで使用することで相手の攻撃を阻止したり相手のCPを枯渇状態にでき、あなたのターンになった段階でまた使用すると、対戦相手は自身のカードを捨て始めなければならないため、ブロックすることがなかなか難しくなります。【8-071H】アンデッドセレブとあわせることで、6CPを支払わせる状況を作り、対戦相手は手札を捨てるかフォワードによるダメージを受けるかを選択せざるを得ないので不意を突くことさえできるのです。
【5-088C】ドロタボーと一緒に使用するには最高ともいえる2枚の水属性フォワードは【4-144H】リルムと【4-123H】ガウです。
【4-144H】リルムをフィールドに出せば、デッキのカードを上から5枚公開してその中からモンスター1枚を手札に加えられます。また、「ダル:モンスター1体を選ぶ。ターン終了時までそれはパワー7000フォワードとしても扱う」と書かれたアクションアビリティも持っています。【5-088C】ドロタボーをより迅速に見つけることができ、攻撃をブロックする手段を対戦相手が持っていない場面でモンスターを使用して攻撃を仕掛けられます。
【4-123H】ガウをフィールドに出せば、あなたのブレイクゾーンにあるコスト2以下のモンスター1枚を選び、それをフィールドに出すことができるので、【5-088C】ドロタボーやそのほかのブレイクゾーンにいるモンスターをフィールドに出すよい手段と考えられるでしょう。
さらに活用するために
【8-071H】アンデッドセレブの2つめのアビリティからしていくつかの土属性バックアップをデッキに加えるべきことを示唆していると言えそうです。あなたに有利になるよう、「フィールドに出たとき」のオートアビリティを持っているバックアップをブレイクする形で使用できます。【6-067R】エピタフは3CPのバックアップで【カテゴリ(FFCC)】のフォワード1枚をサーチし、手札に加えさせてくれるので、彼によって【8-071H】アンデッドセレブをピックアップできます。その他強力な土属性のバックアップとして挙げられるのが【3-076R】仮面の女、単純にバックアップの枠を無駄にせずブレイクするために活用できるカードです。もちろん、【1-107L】シャントットを対戦の中で1回以上使用できるということは、【8-071H】アンデッドセレブが持つようなアビリティを発動させるだけの大きな理由になるでしょう。
アビリティは無いものの対戦相手を騙すために活用できるバックアップの一例として挙げられるのは【7-066C】カーバンクルです。【8-071H】アンデッドセレブは彼女のアビリティを使用するとブレイクゾーンからフィールドに出るために土属性のバックアップが2枚必要ですが、対戦相手のターンに【7-066C】 カーバンクルのバックアタックを使用することで予想外の土属性のバックアップをプレイすることができます。もちろん自分のアタックフェイズで使用して彼等の不意を突くことも可能です!どうでしょう? この素晴らしいカードにワクワクしませんか? あなたのデッキでは【8-071H】アンデッドセレブをどの様に使用しますか? 相手に負荷を与えるために必要としていた最後の1枚になるのでしょうか? コメント欄でご意見をお聞かせください!
来週は景山さんが「ブレイクされない。」と言い続けている、とあるカードを紹介するために戻ってまいります!
それでは、また!
~RB