第115回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 『MASTERS 2018 横浜』トーナメントレポート

 7月28日、「AP横浜駅西口」にて『MASTERS 2018 横浜』が開催されました。この日は台風が接近中というあいにくの天候ではありましたが、それでも50名のプレイヤーが集結。スイスドロー6回戦+シングルエリミネーション3回戦で大会が行なわれました。

 関東地方では『Opus VI』環境での公式大会は初となります。既に前週の『MASTERS 広島』の結果は出たあとでしたが、それでも環境初期ということで多くのプレイヤーがさまざまなアプローチのデッキを持ち込んでいたように見受けられました。

 デッキの分布としては「氷単」が9名で最も多く、以下「水単」、「土雷」「暁の血盟」と続きます。土雷「暁の血盟」は【6-083H】ヤ・シュトラや【6-071H】クルル [XIV]といった新たな「血盟」カードを得て大きく強化されたデッキであり、そのポテンシャルに期待して持ち込んだプレイヤーが多かったようで、実際にスイスドローラウンド1位という結果を残していました。

 そんな中で行なわれた決勝ラウンドは、ベスト8に7種のアーキタイプが存在する混戦模様。決勝戦までコマを進めたのはモンディさん(水単)とハラさん(氷風)の2名でした。

 モンディさんの「水単」は【6-126R】レイラや【3-144L】レナでフォワードを複数並べるタイプ。とくに【6-126R】レイラの加入は展開力を大きく底上げしており、【5-126L】暗闇の雲の威力も上がるなど総合的に強化されているデッキです。フォワードを並べやすくなったことで、追加の除去である【4-080L】ケフカも使いやすくなっています。

 一方ハラさんのデッキはチョコボ&モーグリのハイブリッドデッキとでもいうべき構築。チョコボによる速攻や、【5-152S】セラによるダル・コントロールもあれば、【6-130L】ニーズヘッグなどのゲームを決めうる重量級カードも採用されており、多角的な攻めが可能なデッキです。

 多角的であるということは、言い換えれば選択肢が多くプレイングが難しいことを意味しますが、ハラさんはそんなデッキを見事に使いこなし勝利。横浜チャンピオンの栄冠を手にしました。

TOP8デッキリスト