第93回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 『MASTERS 2018 神戸』 トーナメントレポート
4月8日、兵庫県神戸市の「三宮コンベンションセンター」にて『MASTERS 2018 神戸』が開催されました。参加者は37名で、スイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行なわれました。
西日本では『Opus V』環境初の大規模トーナメント。参加者の大半は近畿地方のプレイヤーでしたが、関東や中部、中四国からの参戦もあり賑やかな顔ぶれとなりました。
発売直後ということもあり自分の得意なタイプのデッキを選択したプレイヤーが多かった印象でしたが、前週に行われた『MASTERS 千葉』の結果も少なからず影響を与えたようです。
全体のデッキ分布としては『MASTERS 千葉』の優勝デッキである「氷単」が8名で一番人気。それ以降は「水単」「土単」といった単属性のデッキが続きます。
しかしながらトップ8には「氷単」や「水単」はそれぞれ1名しか進出できず、一方で「土単」や「土氷」といったデッキの活躍が目立っており、本大会では土属性に追い風が吹いていたことが伺える結果となりました。
そんな一日を象徴するかのように、決勝はabcさんと007さんによる「土単」対決となりました。
同じ「土単」といえども、二人のデッキ構築にはかなりの違いがあります。【4-085H】ダダルマーや【2-145L】ウォーリアオブライトといった場持ちがいいフォワードでがっしりと戦線を構築していくabcさんのデッキに対し、007さんのデッキは【3-073C】アーシュラや【3-084C】WRO隊員、【5-084C】PSICOM治安猟兵といった軽コストのフォワードが多く採用されており物量戦を仕掛けるタイプです。
結果的には、その採用カードの差、とくに【4-085H】ダダルマーの存在が勝敗を分けることになりました。【4-085H】ダダルマーはフィールドに残しておきたくないフォワードではありますが、「土単」が除去しようとするとどうしても手痛い反撃を食らってしまいます。そこで生じたアドバンテージの差をしっかりと活かしきり、「土単」対決を制したabcさんが見事優勝となりました。
まだ『MASTERS 2018』は始まったばかり。
今後は4月15日(日)の佐賀、4月28日(土)の浜松、4月29日(日)の高松と続いていきます。皆様のご来場、お待ちしております。