第88回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 7周年記念ファンフェア 作品単トーナメントレポート
2月25日(日)、東京の「スクウェア・エニックス本社ビル」にて『7周年記念ファンフェア』が行なわれました。
2011年2月に『Opus』シリーズの前身である『Chapter』シリーズが発売されてから7年。それを記念して行なわれたこのファンフェアは、本格的なトーナメントがメインとなる『名人戦』や『MASTERS』とは異なり、さまざまな催しが併催される複合イベントです。普段とは一味違うムーディな照明に彩られた会場には、100名を超える来場者が訪れました。
メインのイベントは作品単トーナメント。作品単としては初の大規模トーナメントということもあり、92名の参加者を数えました。
トーナメントという名称ではあるものの、景品の配布は順位ではなく抽選で行われるため、強弱よりも好きな作品のデッキを持ち込んだ方が多く、現時点で作品単を構築できる全カテゴリに使用者がおりました。
全プレイヤーのカテゴリごとの分布は以下の通りです。10人以上の使用者がいたのは『VII』『零式』『FFT』の3つで、作品そのものの人気もさることながら、前者2つはスターターセットの存在からデッキが組みやすかった、というのも選択された理由として考えられます。
II:2
III:3
IV:5
V:6
VI:4
VII:14
VIII:6
IX:4
X:7
XII:2
XIII:6
XIV:3
零式:13
FFT:12
FFTA:2
WOFF:2
全5回戦の対戦を行い、見事5勝0敗の成績を残したのは閣下さん・riruさん・ざきやまさんの3名。いずれもデッキは『VI』・『零式』・『VII』と異なるものでした。
対戦終了後は全参加者を対象に抽選会を実施。『FF』関連グッズに加えて板鼻利幸さん・伊藤龍馬さん・野村哲也さんのサインカードが配布され、抽選の結果に一喜一憂している様子が見られました。
トーナメント以外にも、ファンフェアには様々なお楽しみがあります。中でも注目度が高かったのは、『FF-TCG』では初の試みとなる「謎解きゲーム」。会場内にある様々なヒントをもとに暗号やパズルを解き明かしていくこのゲームには90名以上の参加があり、友人同士で情報交換しながら謎解きする姿が会場の各所で見られました。
それ以外にもランダムバトルやリミテッド戦といったおなじみのサイドイベントや、初心者の方に向けたルール講習会も盛況であり、最後はランダムで3人チームを結成し、21チームによるクイズバトルを行ってフィナーレ。過去のファンフェアと比較しても新しい試みの多かった今年のファンフェアですが、結果的には盛況のうちに終えることができました。
8年目を迎えた『FF-TCG』は、今回のファンフェアのように新たな形式のイベントにもチャレンジしていきます。今後もご期待いただければ幸いです。