第87回：Card of the Week　今週の一枚（2018/03/01）　

　皆さん、こんにちは！先週、「次回の『今週の一枚』でご紹介するキャラは20作以上に登場しています」 とお伝えしました。どのファイナルファンタジーの英雄であるか分かりましたか？答えは、25もの作品に登場した【5-086L】セシルです！

　セシルは、『FINAL FANTASY IV』の主人公として初登場しました。ゲームの序盤、バロン王国の飛空艇団「赤い翼」の隊長を務めていた彼は、自分の生命力を犠牲にして暗黒の力を活用する暗黒騎士として修行し、昇進していきました。暗黒騎士の力は無比であるものの、強い精神力がなければ闇に呑み込まれ光に戻れなくなってしまうこともあるので、それなりの対価が伴うと言えます。ゲームの中のセシルのアビリティである「あんこく」は、自分のHPを犠牲にして敵に大ダメージを与えることができます。

　こちらが【5-086L】セシルとなりますが、オグロアキラ氏によって描き下ろされた新規イラストを採用しています！【5-086L】セシルは5CP土属性のフォワードで、パワー9000、ジョブは暗黒騎士となっています。「EXバースト」のアビリティは「セシルがフィールドに出たとき、対戦相手のコントロールするダル状態のフォワード一体を選ぶ。それのコストがあなたの受けているダメージ以下の場合、それをブレイクする」とあります。また、同名のカードを手札から捨てて発動させるスペシャルアビリティ「あんこく」については、こう書かれています：「フォワード1体を選ぶ。セシルはあなたに1点のダメージを与える。その後それのコストがあなたの受けているダメージ以下の場合、それをブレイクする。」

　このバージョンのセシルは、暗黒騎士であることを体現化したカードだと言っても過言ではありません。ダメージを受ければ受けるほど、【5-086L】セシルは強くなるのです。しかし、力を得るのではなく、今まで『FF-TCG』で見てきたそのほかの暗黒騎士と同じではなく、あなたが十分なダメージを受けていれば【5-086L】セシルは文字通りフォワードをブレイクすることができてしまうのです！　その上、彼はトレードマークである「あんこく」を持っているため、ほかのセシルを使って対戦相手のフォワードをブレイクすることを可能にします。セシルはそのほかにも色々と選べますが、今回は特に【5-086L】セシルと相性がよいカードをご紹介したいと思います。

　一般的に暗黒騎士はセシルとの相乗効果が高いので、今後もっと多くのデッキに暗黒騎士が登場してくることを願いたいところです。コストに対して非常によい効果を出せる暗黒騎士は【1-092C】暗黒騎士です。【1-092C】暗黒騎士は、2CP土属性のフォワードで、パワーは3000です。アビリティは「あなたの受けているダメージ1点につき暗黒騎士のパワーは+1000される」とあります。あなたが瀕死の（ダメージを6点受けている）状態であれば、【1-092C】暗黒騎士は、たったの2CPで呼び出せるパワー9000のフォワードになります！ 【5-086L】セシルのスペシャルアビリティ「あんこく」のおかげで、ほかの暗黒騎士をパワーアップさせるために自分自身のダメージを6点にする事が可能になります。

　【2-081L】ガブラスも暗黒騎士と相性がよいです。【2-081L】ガブラスはパワー9000の7CP土属性のフォワードで、アビリティは「ガブラスをフィールドに出すためのコストはあなたの受けているダメージ1点につき1減る。あなたの受けているダメージが6点以上の場合、あなたのコントロールする土属性のフォワードはブレイブを得る」と書かれています。ダメージが6点である場合、ガブラスはわずか1CPで呼び出せるので、パワー9000でブレイブを持つフォワード、そして【5-086L】セシルもブレイブを得られるということは、形勢逆転も不可能ではありません。最後のダメージポイントを死守するにあたって可能な限り防御ができるカードが必要となるので、ブレイブを得ることはこの戦略では非常に強力です。

　被ダメージの促進として、【2-146H】フースーヤを使用するのも手です。【2-146H】フースーヤは光属性のバックアップで、アクションアビリティはこう書かれています：「ダル：フォワード一体を選ぶ。それに7000ダメージを与える。フースーヤはあなたに1点のダメージを与える。」【2-146H】フースーヤのアビリティは【5-086L】セシルや【1-092C】暗黒騎士、そして【2-081L】ガブラスのようなフォワードをパワーアップさせるだけでなく、単体でも排除（ブレイク）ができるカードなので、ブレイブを持ったフォワードが攻撃に入る際にフィールドにいる邪魔をクリアするのに役立ちます。

　また、多くのダメージを受けることになりますので、次にくるカードが何であるかを知り、それを利用する能力があったほうが有利です。【1-169C】風水士は2CP水属性のバックアップで、アクションアビリティは「ダル：自分のデッキの1番上のカードを見る。そのカードをデッキの1番下においてもよい。」とあります。デッキの1番上に「EXバースト」のカードが来る確率を高めるために【1-169C】風水士を使うとよいでしょう。その場合水属性を含めることになりますが、水属性のセシルもありますし、そのほかにも【5-086L】セシルとの相性がよい『FINAL FANTASY IV』のキャラクターがあるため、問題ないと思います。

　『Opus V』で登場予定の【5-135L】ポロムは、そのような『FINAL FANTASY IV』キャラクターの一人です。このカードは先週末公開したばかりです！【5-135L】ポロムは4CPパワー5000の水属性のフォワードで、「EXバースト」アビリティは「ポロムがフィールドに出たとき、デッキのカードを上から3枚見る。その中からカード1枚を手札に加え、残りをデッキの1番下に好きな順番で置く」と書かれています。また、アクションアビリティは「1CP、ダル：アクションアビリティを1つ選ぶ。それの効果を無効にする」とあります。このカードをめくって「EXバースト」を使うにしろ、フィールドに出して使用するにしろ、【5-086L】セシルにとって非常によい味方になります。アクションアビリティを無効にするという能力だけでも対戦相手に次の手を考えすぎて、使いたいアクションアビリティを発動させるために無理やり余分なコストを支払うことに繋げられます。【5-135L】ポロムの「EXバースト」も、「EXバースト」ではないカードを避けてデッキの上の方に「EXバースト」カードがくるようにすることができます。

　【5-086L】セシルのいるデッキで最も強力な「EXバースト」を持つカードの一つは恐らく【3-087H】断罪の暴君ゼロムスではないかと思います。【3-087H】断罪の暴君ゼロムスは7CP、土属性の召喚獣で、「EXバースト」は「あなたのブレイクゾーンにあるあなたが受けているダメージ以下のコストのフォワードを最大1枚まで選ぶ。それを手札に戻す。対戦相手はあなたが受けているダメージ以下のコストのフォワード1体を選択する。それをブレイクゾーンに置く」と書かれています。このカードはあなたがダメージを受けるたびに強力になっていくというテーマに則っているだけでなく、【5-086L】セシルのスペシャルアビリティ「あんこく」と組み合わせて、よいコンボを繰り出すことができます。ダメージポイントが4点の段階で【5-086L】セシルの「あんこく」を使い、【3-087H】断罪の暴君ゼロムスがダメージを表すカードとしてめくられたらその「EXバースト」の効果で対戦相手はまた一つフォワードを失い、【5-086L】セシルを手札に戻して再び「あんこく」を使えば、対戦相手は3つ目のフォワードを失うことになります！あなたはダメージを2点受けることになり、計6点のダメージにはなりますが、対戦相手のフォワードを3体排除できたので、状況によってはそのまま攻撃をして勝利を得ることも可能です。なお、上記【2-081L】ガブラスや【1-092C】暗黒騎士がいるデッキであれば、意図的にダメージを6点まで受ける事が望ましいときもあります！

　いかがでしたか？　『FINAL FANTASY』で最も有名な暗黒騎士が再び戻ってくることにワクワクしませんか？その他に【5-086L】セシルと相性が良さそうなカードは思いつきますか？ facebook.com/FinalFantasyTCGに是非コメントください！

次回のプレビューのヒントはこちらです：クポ！

それではまた次回！

　~RB