第82回:Card of the Week 今週の一枚(2018/02/15) 

 皆さんこんにちは!RBからまた「Card of the Week(今週の1枚)」をお届けします。今週は『Opus V』に含まれている非常に強い風属性の召喚獣、そして「Card of the Week」で紹介する初の『Opus V』レアリティ「レジェンド」カードでもある、【5-062L】ディアボロスを紹介します!

 ディアボロスはシリーズの召喚獣に相当する『FINAL FANTASY VIII』のGuardian Force(G.F.)として初めて登場しました。学園長であるシドからもらう魔法のランプを使用するとディアボロスが登場し戦闘が開始され、倒すことができればディアボロスの力を使うことができるようになります。

 今回のカードで使用されている絵柄は『MOBIUS FINAL FANTASY』の絵が使用されていますが、アビリティは『FINAL FANTASY VII』、『FINAL FANTASY XI』と『FINAL FANTASY XIV』よりインスピレーションを受けたものとなっています。
 これらのゲームで共通しているテーマはディアボロスは敵の力を利用して相手を瞬時に倒せてしまうということです。ですが、同時に、ディアボロスは相手にダメージを与えるだけではなく、自身の出せるダメージを下げることと引き換えにパーティを強化したりMPを回復したりなどもすることがあります。また、ディアボロスを象徴するアビリティである「闇よりの使者」はすべての敵のHPを16分の1まで減らしてしまうため、死の1歩手前まで追いつめてしまいます。『Opus V』のカードはそのようなアビリティを1つのテキストボックスに凝縮したものとなっています。では、カードを見てみましょう!

【5-062L】ディアボロス

 【5-062L】ディアボロスはコスト5の風属性の召喚獣で、アビリティは「以下の4つから最大2つまで選択する。コスト5以上のフォワード1体を選ぶ。それをブレイクする。/コスト4以下のフォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれのパワーを1000にする。/あなたのコントロールするすべてのフォワードをアクティブにする。/あなたのコントロールするすべてのバックアップをアクティブにする。」となっています。
 この召喚獣は前述したディアボロスのアビリティを含めており、プレイヤーは自分でどのアビリティを使用したいかを選べます。攻撃的に使用するにせよ、サポート用に使用するにせよ、この召喚獣は『FF-TCG』に登場したカードの中でもっともも万能性が高い召喚獣の1つです。

 コスト5以上のフォワードをブレイクするというアビリティは単純明快ですが、そのほかのアビリティはデッキを組む際にしっかりと考慮すべきアビリティとなります。【5-062L】ディアボロスと共に使用するカードとして、アクションアビリティを持っているカードや直接フォワードにダメージを与えるようなカードはとても相性がよよいといえるでしょう。

【5-062L】ディアボロスと相性がよいカード

 【4-054L】オニオンナイトはディアボロスと相性がよいカードの好例です。コスト4でパワー7000のこの風属性のフォワードは、フィールドに出るかアタックしたときに3000ダメージをフォワード1体に与えます。【5-062L】ディアボロスでフォワード1体のパワーを1000に下げ、その後【4-054L】オニオンナイトで攻撃することによって対戦相手にはブロックできる隙を与えることなくフォワードをブレイクすることができます。この【4-054L】オニオンナイトは風雷デッキで使用するべきカードであるため、【4-054L】オニオンナイトを使用する場合は【5-062L】ディアボロスと雷属性カードのコンボも考えておくとなおよいでしょう。

 さて、本記事では風属性カードの相性について話を続けたいと思います。【2-065L】バルフレアもまた、ダルにすることによって発動できるフォワード1体に2000ダメージを与えられるアクションアビリティによって【5-062L】ディアボロスと相性がよいカードになります。【2-065L】バルフレアでアタック(あるいはアビリティを使用)し、【5-062L】ディアボロスをプレイしてフォワードをアクティブに変えるととともにパワーを1000にするフォワードを選び、【2-065L】バルフレアのアビリティで同じフォワードに2000ダメージを与えブレイクする、といったコンボが達成できます。

 【4-146L】ティナもいくつかの理由から【5-062L】ディアボロスとの相性がよいカードです。【4-146L】ティナがフィールドに出たとき、コスト5以下の召喚獣1体をサーチし、手札に加えることができます。よって、【4-146L】ティナがフィールドに出たときには確実に【5-062L】ディアボロスを手札に加えることが可能になります。その後、【2-065L】バルフレアと同様に【4-146L】ティナのスペシャルアビリティと【5-062L】ディアボロスでコンボ技を発動させることができます。【4-146L】ティナでアタックし、【5-062L】ディアボロスでフォワードのパワーを1000に下げ、【4-146L】ティナをアクティブにし、「ライオットソード」を使用することによってフォワードに6000のダメージを与え、更に召喚獣を1枚サーチします。このスペシャルアビリティによって使用したばかりの【5-062L】ディアボロスをもう1枚手札に加える事ができまるのです!


フォワード以外の組合せ

 【5-062L】ディアボロスと相性がよいカードはフォワードだけではありません。【4-058C】サボテンダーはシンプルに【5-062L】ディアボロスとコンボが発生します。【5-062L】ディアボロスのアビリティでフォワードのパワーを1000に下げた場合、【4-058C】サボテンダーでそのフォワードに1000ダメージを与えることができます。【4-058C】サボテンダーはコスト1なので簡単にプレイでき、さらにモンスターであるためブレイクされにくいカードです。また、風属性のCP1となんらかのCP2、さらに【4-058C】サボテンダーをダルにし、ブレイクゾーンに置くことで発動する2つ目のアビリティを使用し、フォワードに10,000ダメージを与えることも可能です。ただし、その場合自分にはダメージが1点与えられます(しかもその際にダメージゾーンに置かれたカードのEXバーストは使用できません)。とてもリスクの高いアビリティではありますが、【5-062L】ディアボロスのカードに書かれている最初の2つのアビリティによって敵のフィールドにある脅威2つを排除し、【4-058C】サボテンダーでもう1つ排除する可能性もあると考えると、自身にダメージが1点与えられたとしても勝ちにつながる強い道筋が描けるかと思います。

 【1-066C】踊り子も【2-065L】バルフレアと同様の理由で【5-062L】ディアボロスとの相性がよいカードです。このコスト3の風属性のバックアップは、ダル状態にすることによって対戦相手のコントロールするすべてのフォワードに1000ダメージを与える事ができます。対戦相手のフォワードすべてに1000ダメージを与え、【5-062L】ディアボロスでパワー1000に下げるフォワードを選び、ブレイクし、【5-062L】ディアボロスのもう一つのアビリティでバックアップをすべてアクティブにすることによって更にまた【1-066C】踊り子ですべてに1000ダメージを与える。コストを抑えるアプローチとしては、ディアボロスを召喚するために使用するバックアップの1つとして【1-066C】踊り子を使用し、【5-062L】ディアボロスで相手のフォワード1体のパワーを1000に下げた後にバックアップをすべてアクティブにし、【1-066C】踊り子のアビリティで相手のフォワードすべてに1000ダメージを与える事も可能です。前述したコンボと比べるとフォワードに与えるダメージは1000少ないですが、それでもまだフォワードをブレイクできます。

 最後に、【5-062L】ディアボロスの活用方法はダメージを与えるだけではありません。ゲームがこう着している状況に入っている際には【1-089H】リュックと【5-062L】ディアボロスの最後のアビリティ2つを併せて使用することによって何度も敵のデッキからカードを減らす策を取ることも可能になります。場合によっては高ダメージを与えられるカードをプレイしていたとしても勝利を見出せないような状況もありますので、敵のデッキを無効化するような【1-089H】リュックも直接戦うのと同じように効果的だったりもします。

 いかがでしたか?【5-062L】ディアボロスで楽しみな戦略はありますか? 風属性カード以外でのコンボは何か思い浮かびますか? facebook.com/FinalFantasyTCG にてコメント下さい!

 そして次回の『Opus V』「Card of the Week」のヒントです:次のキャラクターは最古のルシの一人のバックアップカードです!

 また会いましょう!

 ~RB