第59回:Card of the Week 今週の一枚(2017/10/26)
皆さんこんにちは!RBです。数週間後には世界大会が控えていますので、このタイミングで北米以外の地域のメタで人気を博しているカードと、それらがどのように活用されているかについて話したいと思います。
今週は主にヨーロッパと日本で使用率の高い召喚獣2枚、【3-145L】聖天使アルテマと【3-147L】戒律王ゾディアークを紹介します。
聖天使アルテマと戒律王ゾディアーク
聖天使アルテマは『FINAL FANTASY TACTICS』のラスボスとして初登場した以降は、イヴァリースの世界を舞台にしている『ファイナルファンタジー』作品に召喚獣として登場しているキャラクターです。
聖天使アルテマの天使のような見た目に惑わされてはいけまん。彼女は血に飢えており、人間を軽視し、肉体を得るためには喜んで何人もの人間を生贄にするようなキャラクターで、彼女の攻撃に耐えられるものは殆どいません。
戒律王ゾディアークもイヴァリースの世界の召喚獣で、『FINAL FANTASY TACTICS』シリーズでは隠し召喚魔法として登場し、『FINAL FANTASY XII』では隠し召喚獣として登場しています。
戒律王ゾディアークは最も危険な召喚獣の一つとして知られており、神々に創られた存在でありながら神々がその強さを恐れ、それ以上に強くならないように成長を止められた幻獣です。
【3-145L】聖天使アルテマは7CP、光属性の召喚獣で、アビリティは「あなたが光属性のフォワードをコントロールしている場合、聖天使アルテマを召喚するためのコストは2減る。光と闇属性以外のすべてのフォワードをゲームから除外する。あなたのデッキの上からこの効果によって除外されたフォワードの数の2倍の枚数のカードをゲームから除外する」です。
【3-147L】戒律王ゾディアークも【3-145L】聖天使アルテマに似たアビリティを持っています。【3-147L】戒律王ゾディアークは7CP、闇属性の召喚獣で、カードのアビリティは「あなたが闇属性のフォワードをコントロールしている場合、戒律王ゾディアークを召喚するためのコストは3減る。対戦相手のコントロールするすべてのフォワードをブレイクする。あなたはこの効果によってブレイクされたフォワードの数と同じ点数のダメージを受ける」です。
どちらの召喚獣も同属性のフォワードをコントロールしている場合はコストが減り、またどちらもフォワードのための露払いとして機能しますが、代償がないわけではありません。使用する際のリスクはありますが、使用すれば勝てるというときの最終手段としては有効なカードです。
2枚ともヨーロッパと日本の大型イベントで見られたトップティアのデッキリストに組み込まれているカードです。では、まずは【3-145L】聖天使アルテマと一緒に使用したいカードについて話しましょう。
【3-145L】聖天使アルテマ
光属性のフォワードを考えるとまず先に思い浮かぶのは【2-145L】ウォーリアオブライトなのではないでしょうか。4CP、パワー8000と自身がコントロールする【ジョブ (光の戦士)】に与えられるダメージを2000減らすこのウォーリアオブライトは非常に力強いフォワードです。
その上、スペシャルアビリティの「エンドオール」はフォワード1体を選び、ウォーリアオブライトのパワーに等しいダメージを与えることが可能です。【2-145L】ウォーリアオブライトは【3-145L】聖天使アルテマを引くまで一人で十分に戦え、対戦相手が光か闇属性のフォワードをコントロールしていたとしても「エンドオール」を使用することで、そのフォワードを一掃することさえ出来てしまいます。
【1-181H】オニオンナイトはヘイストアビリティのある2CPのフォワードで、【1-181H】オニオンナイトをプレイすることで【3-145L】聖天使アルテマを低コストで使用でき、さらには即座に【1-181H】オニオンナイトで攻撃することができるため、デッキに組み込むカードとして良いオプションになります。対戦相手の不意を突いて攻撃し、ダメージを稼ぐことが可能です。
また、このようなデッキでは光属性のフォワードを複数使用することになるかと思いますので、【1-183H】コスモスはほぼ必須と言えます。通常であれば光及び闇属性のカードは合わせて1枚までしかフィールドに出せませんが、【1-183H】コスモスがフィールドに出ているとそのルールを無視して、光属性のキャラクターを2体以上出すことが可能になります。
この【1-183H】コスモスの効果を【3-145L】聖天使アルテマと組み合わせることで、無抵抗となった対戦相手を複数のフォワードで攻撃し、瞬く間に勝利を得ることも可能です。
では、【3-147L】戒律王ゾディアークと相性の良いカードにはどのようなカードがあるでしょうか?
【3-147L】戒律王ゾディアーク
フィールド上の光と闇属性のフォワード以外をゲームから除外する【3-145L】聖天使アルテマと違って、【3-147L】戒律王ゾディアークは対戦相手のフォワードをブレイクするのみのため、闇属性のカードにこだわる必要はありません。
氷属性の手札を捨てさせるアビリティは、【3-147L】戒律王ゾディアークをプレイした後の対戦相手の対抗手段を減らす事ができるようになるため、合わせてプレイするのにはよい属性となります。
【1-044R】セフィロスがフィールドに出たときは、すべてのプレイヤーは手札を2枚捨てる必要があります。自身が手札がないときに【1-044R】セフィロスをプレイするように心がけておけば、手札を捨てるのは対戦相手のみとなります。
【3-033L】ジェネシスはフィールドに出たときに対戦相手のコントロールするフォワード1体をダル状態にし、凍結させますが、もう一つのアビリティを持っており、そちらが【3-147L】戒律王ゾディアークとの相性がよいアビリティとなっています。そのアビリティとは「ジェネシスが対戦相手にダメージを与えたとき、対戦相手は手札を1枚捨てる」です。【3-147L】戒律王ゾディアークを使用した直後に【3-033L】ジェネシスで攻撃すると、手札を捨てる効果がほぼ確約されており、対戦相手の対抗オプションをさらに減らすことが可能となります。
最後に、【3-147L】戒律王ゾディアークのコストを軽減させるために最低でも闇属性のフォワードが1体欲しいのですが、それには【3-148H】デスペラードカオスが一番良さそうです。パワー10000の【3-148H】デスペラードカオスは本作の中でも最も強力なカードの一つであるだけではなく、さらにはヘイスト、先制攻撃とブレイブをもっているのです!
【2-145L】ウォーリアオブライトと同様に、【3-148H】デスペラードカオスも、勝利の一撃として【3-147L】戒律王ゾディアークをプレイできるようになるまで自身を守る壁になってくれます。
【3-148H】デスペラードカオスはアタックかブロックする度に自身がコントロールするキャラクター1体をブレイクゾーンに置く必要があるため、【3-148H】デスペラードカオスのいけにえにできるようなキャラクターをフィールドに残しておくことを忘れないようにして下さい。
【3-147L】戒律王ゾディアークのアビリティではまた、ブレイクしたフォワードの数と同じ点数のダメージを自身が受けるため、自分の首を絞めてしまわないように気を付けて下さい。【3-147L】戒律王ゾディアークを問題なく使用するためには、フォワードを沢山プレイする時間を対戦相手に与えないような、とてもアグレッシブなデッキに入れる方がよいでしょう。
今週は以上です!【3-145L】聖天使アルテマか【3-147L】戒律王ゾディアークを自身のデッキに入れられるか試してみたいと思いましたか?
どちらかの召喚獣を使用してワクワクするような対戦を経験したことはありますか?
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来週の「今週の一枚」でもメタのアップデート報告をしますので、またお会いしましょう!
―RB