第58回:FINAL FANTASY Trading Cardgame MASTERS 2017 THE AFTER トーナメントレポート
10月8日(日)、東京の「スクウェア・エニックス本社ビル」にて『MASTERS 2017 THE AFTER』が行なわれました。
前日に開催された『MASTERS FINAL』と同様に、全国各地で開催された『MASTERS』の上位入賞者のみが参加できるトーナメント。85名のプレイヤーが集まり、スイスドロー7回戦+シングルエリミネーション3回戦による対戦が行われました。この大会の優勝者が、世界選手権に出場できる最後の1名となります。
フォーマットは『Opus』シリーズでは初めてとなるリミテッド戦。予選ラウンドが『OpusII』+『OpusIII』のシールド、そして決勝ラウンドが『OpusIII』のブースタードラフトです。
※リミテッドのルールについてはこちらをご覧ください。
予選ラウンドのシールド戦は、9パック計108枚のカードから40枚以上のデッキを構築します。基本的には与えられたカードプールの中でカードの充実した2~3属性からデッキを組むことになりますが、とりわけ除去カードやパワーを上げるカードをコモン~レアで確保しやすい、火や雷が人気を集めていた印象です。
予選ラウンドを勝ち抜いて上位8名で行われた決勝ラウンドは8人ブースタードラフト。4パック計48枚のカードをピックし、40枚以上のデッキを構築します。
ブースタードラフトでは光闇を除く6属性を8人で分け合うため、必ずほかのプレイヤーと競合する属性が発生します。自分の周囲のプレイヤーがどの属性を集めているか、どの属性は競合するプレイヤーがおらずカードを集めやすいか。これをいかに見極めるかが勝敗のカギを握ります。
そんな中決勝戦まで勝ち上がったのは、サワダさんとSatoshiさん。デッキはサワダさんがほぼ風単に近い風タッチ氷、Satoshiさんが氷土水です。
プレイヤーの間ではシールドと同様に、ドラフトにおいても火や雷属性が使いやすいだろうという共通認識がありました。そのためこれらの属性は必ず奪い合いになると考え、2人ともそれ以外の属性をピックして勝ち上がっています。この結果はドラフトにおいてはポジショニングが非常に重要である、ということの証明といえるでしょう。
対戦ではサワダさんが2属性でまとめた安定性を活かし、順調にバックアップを伸ばしていきます。satoshiさんは氷のダルにするカード群で盤面を有利にしていこうとしますが、サワダさんの【3-050L】エアリスによって【3-047C】砲撃士が無力化されていることが響き、思うようにダメージを与えることができません。
バックアップと手札の枚数差を活かして常にフォワードの数で上回っていったサワダさんが、1本目・2本目と連勝し、見事優勝に輝きました。
これをもって、11月18日・19日に開催される世界選手権に日本から出場するメンバーが出そろいました。当日はスクウェア・エニックス本社にてパブリックビューイングのスペースを設け、観戦も実施いたします。世界から集まった16名による熱い戦いに、どうぞご期待ください!
最終順位:
1位:サワダさん
2位:satoshiさん
3位:てるてるの手下さん
4位:だめっとさん
ベスト8:しどさん、masterさん、ムラムラさん、クマさん