第57回:Card of the Week 今週の一枚(2017/10/20)
皆さん、こんにちは! RBです。今回も「Card of the Week(今週の一枚)」をお届けします。
日本の『カードゲーマー・マガジン』にて『Opus IV』に関する情報を追ってくださっている方々は既に今週の一枚でご紹介するカードを目にしているかもしれません。その名も【4-068H】ホープです!
『ファイナルファンタジー XIII』の主人公の一人であるホープはゲームの中で最も強力な魔法の使い手の一人です。HPは低いものの、回復魔法を唱えたり、アレキサンダーを召喚することができ、ライトニングとほかのパーティーメンバーをサポートします。
この説明からするとバックアップに適しているのではないかと思われるかもしれませんが、ホープは「希望」というその名が示すように、仲間に希望をもたらすべく戦いの前線に自ら赴くことが多いのです。
それではホープが『FF-TCG』でどのように表現されているか見ていきましょう!
ホープ
【4-068H】ホープは上記で説明したキャラクターの全ての性質に触れています。【4-068H】ホープのアビリティは「フィールドに出たとき、【カード名 《アレキサンダー》】1枚をサーチし、手札に加えてもよい」とあります。
このアビリティはEXバーストなので、【4-068H】ホープがデッキの中にいれば、最低でも必ず1回はアレキサンダーを召喚できることになります。
また、【4-068H】ホープをダルにして、別のフォワードをアクティブにすることもできます。パワーは5000しかないものの、フォワードをアクティブにするアビリティは高いパワーを持つことよりも大きな脅威となり得ます。
それに関してはまた後ほど触れますが、まずは、アレキサンダーについてお話ししたいと思います。これまでに『FF-TCG』に登場したアレキサンダーはこちらの一種類です。
【1-061R】アレキサンダーのアビリティは「コスト5以上のフォワード1体を選ぶ。それをブレイクする」です。CPの高いカードに脅かされそうになった場合、【1-061R】アレキサンダーはそれを取り除くことが出来ます。
このカードは非常に強力ですが、有効な状況が限られているという難点もあります……。なので、ホープを使ってプレイをする場合にはアレキサンダーのほかのオプションも持ったほうが得策です。『Opus IV』ではアレキサンダーのバリエーションが、なんと2種類も追加されますが、今回はその内の一つを新たにご紹介したいと思います。
アレキサンダー
【4-052C】アレキサンダーは2CP、風属性の召喚獣で、EXバーストが「2つの(アクション)から1つを選択。『モンスター1体選ぶ。それをブレイクする。』または『あなたのコントロールするバックアップ1体を選ぶ。それをアクティブにする。カードを1枚引く。』」とあります。
【4-052C】アレキサンダーはコストに関係なくモンスターをブレイクすることができ、『Opus IV』ではとても便利です。EXバーストなので、対戦相手が反撃する間もなくモンスターを撃退することも不可能ではありません。また、モンスターをブレイクしない場合には、バックアップをアクティブにして、カードを1枚引くことができるため、このアレキサンダーはどんな状況においても使える一枚と言えるでしょう。
追加のCPを稼ぐために使うこともできますが、ダルにすることで使用可能なバックアップのアビリティを再び使用するために使うこともできます。
たとえば【1-149H】ルールーをダルにし、あなたがコントロールするバックアップ1体をブレイクゾーンに置くと、相手のフォワードを1体選び5000ダメージを与えることができます。また、彼女のスペシャルアビリティー「サンダガ」は10000ダメージを与えることができます! アレキサンダーと組み合わせて使えば、ルールーが与えるダメージが格段にアップします。
【1-066C】踊り子のアビリティは「対戦相手のコントロールするすべてのフォワードに1000ダメージを与える」です。1000ダメージと聞くと少なく感じますが、【4-052C】アレキサンダーは踊り子を脅威へと変貌させることができます。バックアップをアクティブにするアビリティや先制攻撃を使えるフォワードを多数仕込んでおけば、相手のフォワードを一掃することも可能です。
自分のフォワードが相手にブロックされる心配をなくす方法として、【4-052C】アレキサンダーを通じて【2-148】 ゼムスのアビリティを再び使い、ブロックされないフォワードを2体に増やすことができます。いくら相手が攻撃をブロックするフォワードを多く持っていたとしても、ブロックを無効にしてしまえばどうということもありません。
そのほかの組み合わせ
【4-068H】ホープと【4-052C】アレキサンダーは切っても切り離せないものだとお分かりいただけたかと思いますが、【4-068H】ホープを通じてアビリティを再利用できる強力なアビリティを持ったキャラクターもそろえてみてはいかがでしょうか。
【1-084H】ヤシュトラは、風属性のバックアップを多く持っていると攻撃力が高まりますし、単体でもダルすることによって2000ダメージを与えることができます。【4-068H】ホープを通じて、ヤシュトラをアクティブにすることで更に2000ダメージを与えることができます。
先程【4-052C】アレキサンダーとルールーまたは踊り子を組み合わせるお話をしましたが、こちらの【1-084H】 ヤシュトラは、対戦相手のキャラクターに直接的なダメージを与えることに焦点をおいた「風雷」デッキに適切なのではないかと思います。
ホープと組み合わせる前提で、雷属性の有効なアビリティをお探しの場合は、【2-098L】 異才のアモンと【4-068H】 ホープの両方を使用すれば、毎ターンキャラを2体ダルすることが出来ます。アタックフェイズ以外で対戦相手のキャラクターを倒すというテーマと組み合わせつつ、【2-098L】 異才のアモンは相手の残りのフォワードを抑えることができます。
さて、先程も言及しましたとおり、【4-052C】アレキサンダーを通じて強力なアビリティを再利用できるバックアップをそろえたほうが良いかと思います。
さらに【1-145C】ラムザを使えばもう一度それらをアクティブにし、アビリティを再利用できることになります。ラムザとホープが一緒にフィールドに出ると、それぞれがフィールド上のバックアップのアビリティをもう一回使えるようしてくれるので、あたかも彼らがあなたのバックアップの力を引き継いだかのようになります。
読者の皆さんは、【4-068H】ホープや【4-052C】アレキサンダーをどのように活用したいですか? そういえば、ホープを「雷(ライトニング)」デッキで使うというテーマで行くと、組み合わせるのに相応しい『ファイナルファンタジー XIII』のあのキャラが思い浮かびますね……。
と、まぁ、今週はみなさんとすでに充分、カードのお話ができたと思いますのでこの辺で! 来週は、『Opus IV』の情報公開を少しお休みして、世界選手権に向けてほかのエリア(訳注:北米以外の地域)で人気を集めてきたカードをご紹介したいと思います。
それではまた来週お会いしましょう!
―RB