第49回:FINAL FANTASY Trading Cardgame MASTERS 2017 広島 トーナメントレポート

 9月17日、「広島グリーンアリーナ」にて『MASTERS 2017 広島』が開催されました。
 参加者は17名で、スイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦の計7回戦で行なわれました。

 当日は台風18号の上陸により大荒れの天候になりましたが、それでも地元広島を中心にプレイヤーが集まり、無事に大会が開催されました。

 会場を見渡してみると使用デッキに大きな偏りはなく、6属性がまんべんなく使われていた印象を受けます。

 決勝ラウンドに進出したデッキは「火雷」「火氷」「火単」「雷単」。
 長らく『Opus Ⅲ』環境の中心にあった水系のデッキの姿はなく、すべてが火か雷を採用したアグレッシブなデッキでした。

 決勝戦は「火雷」のあーささんと「火単」のやぶさんの対決に。いずれも除去に長けたデッキであり、互いにフォワードが生き残りにくい消耗戦が予想されます。

 実際の対戦では【1-021H】フリオニールや【3-017L】ビビを活かし、細かいダメージを重ねることで的確にフォワードをブレイクしていったやぶさんが盤面をリード。最後は【1-018L】バハムートでトドメという火単らしい展開で、見事優勝を勝ち取りました。

 結果を振り返ってみると、トップ4に3名を輩出した火絡みのデッキの活躍が目立ちました。
 【3-017L】ビビがダメージ源として優秀なのはもちろんのこと、【3-008C】クラウドや【2-009R】セルフィといったアタック時にプレッシャーを与えるカードの存在もあり、攻めやすさは環境随一のようです。

 水属性の活躍から幕を開けた『Opus Ⅲ』環境ですが、この終盤戦においてはどう火属性と対峙していくかがテーマになることでしょう。

 『MASTERS 2017』は残すところ東京のチーム戦を残すのみとなりました。この結果が『MASTERS FINAL』へ影響することを考えると、最後まで目が離せません。ぜひご注目ください。

TOP4デッキリスト