第48回:プロデューサーから 第7回 ~『Gamescom』~
みなさんこんにちは!
今回は先日ヘッドジャッジをしにいってきたドイツ選手権に関して語っていきたいと思います。
各地の予選を抜けてきた全16名の2日間にわたる戦いと、そしてそれの会場であった世界最大級のゲームショー『Gamescom』のレポートになります。よろしくお願いします!
Gamescom
さて、さっそくドイツ選手権の話をしていってもいいのですが、せっかくなので『Gamescom』の話を先にしていこうと思います。
何しろ出展919社、全5日間の来場者数35万人超というビッグイベントですからこれを取り上げないわけにはいかないでしょう。
何を隠そう僕も大のゲーム好きなので、このイベントには以前からぜひ行ってみたかったのです。というわけで少しの間おつきあいください。
とにかくでかい!
『Gamescom』の一番の特徴はすべてにおいてスケールがでかいところでしょう。会場は広大という言葉がふさわしいくらい広く、各社のブースも圧倒されるほど大きなセットや超大型モニターがこれでもかと言わんばかりに展示。
ブースによっては巨大なオブジェクトなどもあります。
さらにたいていどこのブースでも新作や発売前の体験版ゲームを遊ぶことができるのですが、その試遊台の数も半端じゃありません。ゲームによっては100台近くの試遊台を用意しているものもあります。しかも驚きなのがそれだけの種類と数を揃えていながら、遊ぶためには何十分という行列に並ばなければならないという大混雑。本当に何から何までスケールが大きいのです。
とはいえ初日のビジネスデーはほかの日と比べると混んでいないので、隙をついてゲームをしにいってみました。
お目当てはスクウェア・エニックスが出展している『ディシディア・ファイナルファンタジーNT』です。来年1月発売予定のビッグタイトルですから、やらないわけにはいかないでしょう。ビジネスデーの朝一ということもあり、ほとんど並ばずにゲーム開始。置いてある説明書もゲーム内文言もすべてドイツ語ですが、そのあたりはゲーマーとしての勘でなんとか把握。
決定ボタンが○ではなく×なことにはちょっと戸惑いました(日本では○が決定ボタンなことが多いです)。
ひととおり確認したら、いよいよゲームスタート。なんとなく動かし方は分かるとはいえ初見なのでなかなか攻撃があたりません。いや、僕が使っているジタンはなぜかしょっちゅうくるくる回っています。攻撃が当たる以前の問題です。それでもこのゲームはチームなのがいいところ。同じチームになったプレイヤーたちの活躍もあり見事に勝利しました。発売されたら頑張ります!
体験会
ビジネスデーはそれほど忙しくないうえにそこまで混んでいないので、ゲームを体験したり展示をぶらぶら見て回れたのですが、2日目からは余裕がなくなってきます。まず、人が多すぎて移動自体が大変です。通路は一方通行になり、一度ブースを離れたら大きく回り道をしないと戻ってこられません。そこで2日目からはブースに設置された体験テーブルを使用してお客さんとガンスリンガーをやったりサインを書いたりしていました。
この体験テーブルでは、FF-TCGやカードゲーム『チョコボのクリスタルハント』などを遊ぶことができます。
『FF-TCG』はなんと、新しく作られた体験用キットを使用することができ、しかもそれがプレゼントされます。中身は30枚で作られた火単デッキと雷単デッキが1つずつ入っておりすぐに遊ぶことができるのです。これらのデッキはほかのイベントやショップでも配られる予定ですのでお楽しみに。ちなみに、雷単デッキのほうに1枚だけ『Opus Ⅳ』のカードがサプライズで入っています。
これは『Opus Ⅳ』発売までは公式トーナメント等で使用することはできません。『Opus Ⅳ』の発売日をお待ちください。
ヨーロッパの夜
ところでこの『Gamescom』、1日の開催時間がとにかく長いことでも知られています。
朝9時から始まるのはまあいいとして、終わるのはなんと夜の8時!
サマータイムの影響もあり8時でもまだ明るく夕方前くらいの雰囲気です。しかし、8時は8時。終了時間間際は毎日、みんなへとへとになっています。それから夕食ということになるので、遅いときは10時前だったりするわけです。そうすると当然みんなお腹がペコペコです。カロリーが圧倒的に足りません。
でも大丈夫。ここはドイツです。おいしい肉料理が待っています。日本では考えられない量の肉を食べ、ヨーロッパの素敵な街並みを堪能しつつホテルに戻れば明日への力が湧いてきます。こうして出展者たちは毎日頑張っているのです。
ドイツ選手権はどうなった?
さあさあ、『Gamescom』の話もだいたいしたし、そろそろドイツ選手権の話をするべきなのですが、長くなってしまったので1回区切り、今回のお話は前後編にしたいと思います。
次回、『ドイツ選手権 勝つのは誰だ!?』をお楽しみに!